新潟県で1時間に約110ミリの猛烈な雨 記録的短時間大雨情報
気象庁は、新潟県で災害につながるおそれがある猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を発表した。 【記録的短時間大雨情報 1時間雨量】 新潟県 小千谷市付近 約110ミリ(午後4時00分)
西日本から東北にかけては、太平洋高気圧の縁を回る湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっている。きょうはこれまでに、富山県上市町で14時ごろまでの1時間に146.5ミリの雨が降り、最大1時間降水量が日本歴代で9位になるなど記録的な大雨となった。このあとも夜遅くにかけて、本州各地で雨雲が発達しやすく、雷を伴って非常に激しい雨の降る所がある予想。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒が必要だ。
記録的短時間大雨情報とは
1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測または解析し、さらにその地域にとって数年に一度程度しか発生しないような大雨である場合に発表される情報。周辺地域では、土砂災害や河川の増水など、災害の危険性が高まっているため警戒が必要となる。