露軍生物化学兵器トップ暗殺 ウクライナ保安局関与認める
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モスクワ、ロシア、12月18日 (AP) ― ロシア軍の生物化学部隊のトップが12月17日、首都モスクワの自宅アパートの前に止めてあった電動スクーターに仕掛けられた爆弾が爆発して死亡した。ウクライナの治安当局が同高官を刑事告発した翌日のことで、 ウクライナ政府関係者が、同治安当局が攻撃を行ったと述べた。 イゴール・キリロフ中将は、ロシア軍の放射線・化学・生物学防護部隊を率いており、補佐官も爆発に巻き込まれて死亡した。 ロシアの報道によれば、スクーターに仕掛けられた爆弾が、遠隔操作で作動したという。 キリロフ中将は、ロシアのウクライナ戦争での行動により、英国やカナダを含む数カ国から制裁を受けていた。ウクライナ保安局(SBU)はこの前日、同中将が禁止されている化学兵器の使用を指示したとして、刑事捜査を開始したばかりだ。 2022年2月の侵攻以降、ロシア軍はウクライナの戦場で4800回以上化学兵器を使用したが、SBUはそのすべてを記録しているという。 米国務省は5月、第一次世界大戦で初めて使用された毒ガス、クロルピクリンがウクライナ軍に対して使用されたことを記録していると発表した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)