露が大陸間弾道ミサイル発射 ウクライナ戦争で初めて使用
ドニプロ、ウクライナ、11月22日 (AP) ― ウクライナは11月21日、同国中部ドニプロペトロウシク州のドニプロに向けて、ロシアが大陸間弾道ミサイルを発射したと発表した。 この事実が確認されれば、ウクライナ戦争でロシアが初めてICBMを発射したことになる。 ウクライナ軍と密接な関係にあるメッセージアプリ「テレグラム」に投稿され、AP通信が確認したビデオには、ドニプロの広範囲を襲う複数の爆発が映っていた。 ウクライナ空軍は、「テレグラム」上の声明で、ICBMがドニプロに向けて発射されたが、他の8発のミサイルとともに、軍がそのうちの6発を迎撃したと述べている。 この攻撃で2人が負傷、工業施設と障害者リハビリセンターが被害を受けた。 空軍の声明ではICBMの種類を特定していなかったが、通常弾頭搭載のミサイルは、カスピ海沿岸のアストラハン州から発射されたと指摘している。 5500キロを超えるICBMの最大射程は、ウクライナを攻撃するのに必要な距離を超えているが、核弾頭を搭載するように設計されているミサイルは、たとえ通常弾頭を搭載していたとしても、使用されれば、西側はロシアの核戦力を思い知らされることになる。 (日本語翻訳・編集 アフロ)