ウクライナの米国大使館閉館 ロシアの空爆可能性に備えて
キーウ、ウクライナ、11月21日 (AP) ― ウクライナの首都キーウの米国大使館は11月20日、ロシアの大規模空爆の可能性があるという警告を受けたため、防衛措置として閉館すると発表した。 大使館はウェブサイトに投稿した声明で、職員に所定のシェルターを指示、キーウ在住の米国人には、空襲警報が鳴った場合、直ちに避難できる準備を整えておくことを奨励した。 ウクライナでは日常的にロシアの空爆が行われており、そのなかで具体的な行動を奨励したこの警告自体異例といえよう。 ロシアはこの前日、バイデン米大統領が使用を許可した米国製長距離ミサイルが、ロシア南西部ブリャンスク州の武器倉庫を攻撃したことを考えれば、ロシアの報復空爆に備えるのは当然の防衛措置といえる。 (日本語翻訳・編集 アフロ)