毎日「スーパーのお総菜」で夕食を済ませています。「自炊」にしたら1ヶ月でいくら節約できますか?
時間がないときや、疲れているときに重宝するのがスーパーで販売されている「お惣菜」です。温めてお皿に盛りつけるだけで食卓に出せるため、利用している方もいらっしゃるでしょう。 しかし毎日お惣菜を買うと、出費が気になります。そこで今回は、お惣菜と自炊のどちらが食費を安くおさえられるのかを解説します。
自炊にかかる平均食費
自炊と聞くと、食費をおさえられるイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。ゴーフード株式会社の「一人暮らしの食生活に関するアンケート調査」では、自炊にかかる食費(1回分)について以下の結果となりました。 1位:301~500円(50%) 2位:~300円(29%) 3位:501~700円(16%) 4位:701~1000円(4%) 約半数が、301~500円以内に食費をおさえていることが分かります。301~500円以内で夕食を自炊した場合、1ヶ月で9030~1万5000円の食費がかかります。 作るメニューや使用する食材によって食費は変わりますが、目安として参考にしてください。
お惣菜購入にかかる平均費用
スーパーに並ぶお惣菜は多種多様であり、価格帯にも差が見られます。株式会社ロコガイドの「お惣菜・スイーツの購入に関するアンケート調査」によると、お惣菜の平均購入価格は570円とのことです。お惣菜を購入する際の平均予算の割合は、以下の通りです。 1位:301~500円(37.1%) 2位:501~700円(17.6%) 3位:300円以下(16.9%) 4位:701~1000円(16.6%) 割合を見てみると、「301~500円(37.1%)」が最も多い回答となりましたが、自炊と比べると割合的に少ないことが分かります。反対に「701~1000円(16.6%)」の割合が自炊の4%よりもはるかに多いことから、平均購入価格はお惣菜のほうが高いことが考えられます。 毎日夕食に約570円分のお惣菜を購入したと仮定すると、月の出費は1万7100円です。自炊1食300円に食費をおさえられた場合、その差は8100円にもなります。 お惣菜は1個当たりの価格が決まっていますが、自炊であれば食材をうまく使いまわすことで、食事1食分にかかる食費を節約できます。買い物の仕方を工夫することで、効果的に出費を減らせるでしょう。