インカレフィギュア、佐藤駿が首位発進 年末は三浦佳生の家に泊まり“全日本反省会”
フィギュアスケートの日本学生氷上選手権大会(全日本インカレ)が山梨県甲府市の小瀬スポーツ公園アイスアリーナで開かれている。1月6日は男子7・8級ショートプログラム(SP)があり、2025年世界選手権代表の佐藤駿(エームサービス/明治大学)が92.97点の高得点で首位発進した。2、3位にはともに関西大学が入り、片伊勢武アミンが75.10点、朝賀俊太朗が74.57点と続いた。男子フリーは7日11時から行われる。 【写真】4回転ジャンプを鮮やかに決めた佐藤駿
佐藤駿「気持ちのリフレッシュになりました」
明治大学3年の佐藤が技術力の高さを見せて首位発進した。この日は難易度を落とした構成で臨み、冒頭の4回転トーループジャンプを鮮やかに決めると、3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプも着氷させた。 先月の全日本選手権はジャンプのミスが重なり7位に終わり、落ち込んだ。1週間ほどオフを取り、スケートからも離れた。年末には三浦佳生(オリエンタルバイオ/明治大学)の家に泊まり、鍋を囲んで反省会。「いろいろ話して、気持ちのリフレッシュになりました」 今月中旬にFISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ(イタリア)を控え、2月に冬季アジア競技大会(中国)、3月に世界選手権(アメリカ)と大会が続いていく。「SPで全日本の失敗を払拭(ふっしょく)できるような演技ができたと思う。フリーで良い演技をして次の試合につなげていきたい」と先を見つめた。
2位の片伊勢武アミン「すごい熱量で応援してくれた」
関西大学3年の片伊勢は、トリプルアクセル(3回転半)ジャンプの着氷が乱れたが演技全体をまとめて2位につけた。「学校を背負っているので頑張らないといけない。思ったりよりすごい熱量で応援してくれて、最後のしんどい時も頑張ろうと思えた。明日も(朝賀と)2人でいい結果で終われたらなと思います」と意気込んだ。
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