経営統合に向け協議の行方は?ホンダ・日産・三菱自トップが語った2025年の展望
自動車業界の団体が集まる賀詞交歓会が7日、都内で開催された。 トヨタ自動車をはじめとする各メーカーのトップが集まる中、経営統合に向けて協議を開始したホンダと日産自動車、2社の協業に参加するか検討する三菱自動車のトップが、記者団の取材に応じた。 ホンダの三部敏宏社長は、日産との協議について、議論の中で方向性を決めていきたいと話し、協議のスケジュールの見通しに変更はないとした。 また、2025年は「不確定要素が多い中だが、こういうときこそ中長期を見据えて、ぶれないような戦略が重要と思う」、「前向きに進んでいきたい」と話した。 一方、業績立て直しが急務となっている日産の内田誠社長は「まず当社がやらないといけないのは、自社の収益力をきちっと回復させること」だとし、ホンダとの協議を進めているとしながらも、自社の経営基盤の確立が最優先事項だと強調。 また、2社の協業への参加を検討し、2025年1月末をメドに結論を出すとしている三菱自動車の加藤隆雄社長は「まだいろいろと考えている最中」としながらも、1月中に何らかの方向性を出すことに向けて取り組む姿勢を示した。
フジテレビ,経済部