炒めても漬けてもおいしい「ナス」のおすすめレシピを紹介!新鮮なナスを見分けるポイントは“ヘタ”
夏に旬を迎えるナスは、スーパーでも年中見かけることが多い野菜です。今回は、煮ても焼いてもおいしい、万能野菜ナスが主役のオリジナルレシピを、産地の農家さんに聞き込み。さらに、新鮮なナスの選び方や「露地なす」の栽培方法も教えてもらいました。 【動画】超絶とろっとろ食感!ホットサンドメーカー焼きナスの作り方はこちら【1分28秒~】
新鮮なナスを見分けるポイントはヘタの「切り口の色」にあり
愛知県一宮市では、夏に最盛期を迎える露地栽培のナスを出荷しています。取材した日だけでも、集荷場には約2tを超えるナスが。集荷場で作業していた農家の方に、新鮮なナスの見分け方を聞きました。 (農家の男性) 「ヘタの切り口が青いと、鮮度がいい。ベージュ色っぽくなっていると、収穫からだいぶ日にちが経っている」 ナスを購入する時は、紫が濃く、張りがあるものを選ぶのもポイントです。 続いてナス畑へ行ってみると、畑のまわりには「ソルゴー」と呼ばれるイネ科の植物がずらり。これは、風に弱いなすを守るためだと言います。夏から秋は露地栽培、冬から春はハウス栽培を使うことで、1年中安定して栽培できるのだそう。
焼きナスにバターと醬油を乗せるだけ!アレンジレシピが続々
夏はジャガイモやニンジンの代わりに、炒めたナスを少し煮て仕上げる「ナスカレー」などのレシピがある中、農家の渡邉さんからは、「焼きナス」のアレンジレシピ「焼きナス醤油バター」を教えてもらいました。 作り方は、ナスを丸ごと魚焼きグリルで10分焼き、焼きあがったら真ん中に切れ目を入れ、バターを乗せるだけ。 (ナス農家・渡邉さん) 「この中(切れ目の中)にバターを入れて、ちょっと醤油をたらします」 「焼きナスの醬油バター」の完成です。溶けたバターと醤油が混ざり合い、熱々のナスと絶妙にマッチしたコクのある味が楽しめます。
簡単!電子レンジやホットプレートで作れるナスのフルコース
続いて、ナスを使ったメニューを教えてくれたのは、ナス専門農家の加藤廣行さん。「JA」と協力して「農業塾」を開き、新しいナス農家の育成に励んでいます。 1つ目は、ほぼ毎日食べるという超簡単「レンチンナス」。息子の嫁、さやかさんが作ってくれました。 (加藤さやかさん) 「(嫁いでくるまで)ナスをあまり食べたことがなくて。ナスってこんなにおいしいのかって嫁いでから知った」 <レンチンナスの作り方> (1)ナスを横に2等分、縦に4等分に切る (2)水にさらしたら耐熱皿に並べてラップをして600Wのレンジで9分加熱 (3)加熱時の水分を捨てたら、天かす、めんつゆをかけて完成 冷やしておくと味が染みてさらにおいしくなります。 さやかさんは、輪切りにしたナスをホットプレートで焼き、お好み焼きソースをかけた「お好み焼き風ナス」、輪切りにしたナスにチーズやウインナーたっぷりの「ナスピザ」、かば焼きのタレで焼いた「ナスのかば焼き丼」と、次々レシピを披露してくれました。