コロンビア、標高4100メートルの敵地ボリビアで酸素ボンベ使用も敗戦…ハメス、L・ディアスら先発で無得点
FIFAワールドカップ26南米予選第9節が10日に行われ、コロンビア代表はアウェイでボリビア代表と対戦し0-1で敗戦。この試合で、コロンビア代表が事前に用意した酸素ボンベを使用したと、同日、コロンビアメディアの『エル・パイース』などが報じた。 【動画】ボリビア代表ミゲル・テルセーロスの超高速ゴールと試合ハイライト ボリビア代表は9月に行われた南米予選第7節のベネズエラ代表戦からホームゲームの開催地を変更。標高約3600メートルの『エルナンド・シレス』から、さらに500メートル高地となる標高約4100メートルの『エル・アルト』に本拠地を移した。 その『エル・アルト』に乗り込んだコロンビア代表は、20分にボリビア代表MFエクトル・クエジャール(オールウェイズ・レディ/ボリビア)が危険なタックルで一発退場になり、数的有利となる。しかし、58分にボリビア代表のMFミゲル・テルセーロス(サントス/ブラジル)に左サイドから突破を許すと、ペナルティエリアの外から左足で超高速のシュートを決められ、これが決勝点となった。ハメス・ロドリゲス(ラージョ・バジェカーノ/スペイン)やルイス・ディアス(リヴァプール/イングランド)らが先発出場したコロンビア代表だったが、高地に苦しめられ、0-1でボリビア代表に敗戦した。 コロンビア代表はこの試合に向け、空気が薄い敵地対策として、事前に酸素が入ったタンクを用意。試合中、体調に異変を感じた同国代表DFサンティアゴ・アリアス(バイーア/ブラジル)が酸素を吸引するなどしたが、得点を奪うことはできなかった。 試合後、コロンビア代表を率いるネストル・ロレンソ監督は「我々は多くのチャンスを作ったが、それを活かせなかった。一方、ボリビアは数少ないチャンスで決めた」と敗戦を悔やんだ。
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