一塁側アルプスを埋め尽くした掛川西の大応援団（撮影：柳瀨心祐）

2024年の第106回全国高校野球選手権大会（阪神甲子園球場）4日目は10日、1回戦4試合が行われた。 【トーナメント表】夏の甲子園　4日目までの結果一覧 第1試合は、中京大中京（愛知）が終盤の逆転劇で、宮崎商（宮崎）を4対3で破り、夏甲子園100試合目となる甲子園100周年大会の初戦を白星で飾った。1点を勝ち越された直後の7回裏、4番・杉浦 正悦捕手（3年）、5番・仲 健太郎内野手（3年）の連続適時打で逆転に成功。先発の中井 遥次郎投手（3年）は6回途中2失点で降板したが、2番手の田中 太久哉投手（2年）が2安打1失点の粘りの投球で、チームを勝利に導いた。 第2試合は、昨夏甲子園4強の神村学園（鹿児島）が木更津総合（千葉）を8対5で下して初戦突破を決めた。1点をリードされて迎えた7回、入耒田 華月外野手（3年）、今岡 拓夢内野手（3年）の連続適時打などで逆転に成功。この回、一挙4得点を挙げて点差を広げた。先発の今村 拓未投手（3年）は5失点完投勝利を収めた。 第3試合は、5年ぶり夏の甲子園出場の岡山学芸館（岡山）が、夏初出場初勝利を狙った聖カタリナ（愛媛）を1対0で下して2回戦進出を決めた。先発の沖田 幸大投手（3年）は5回途中まで無安打投球など、8回まで無失点。9回も丹羽 知則投手（3年）が無失点に抑え、5回の犠飛で奪った1点を守り切った。 第4試合は、26年ぶり出場の掛川西（静岡）が、日本航空（山梨）との接戦を制し、60年ぶりの夏甲子園勝利を手にした。初回に先頭打者からの4連打などで3点を先制。2回までに3対4と逆転を許したが、4回に追いつくと、7回には2死走者なしから、四球を挟んで5連打で一気に4点を勝ち越した。 大会5日目の11日は、午前8時から1回戦4試合が行われる。