T-岡田が引退会見「幸せだった」 決断は8月…オリ一筋19年、妻から「よく頑張った」
和製大砲が“涙なし”の引退会見「スッキリしています」
今季限りの現役引退を表明しているオリックスのT-岡田外野手が10日、本拠地・京セラドームで開かれた引退記者会見に出席した。チーム一筋19年。チームカラーのネイビーのスーツを着用し、「感謝してもしきれません。本当に辛いこと良いことたくさんあったので、僕の野球人生は幸せだったと思います」と、涙は流すことなく晴れやかに語った。会見の最後には、杉本裕太郎外野手、西野真弘内野手が花束を持ってサプライズ登場した。 【写真】「幸せそうでうれしいなぁ」元モデルの美人妻と…オリ内野手の家族ショット 高卒プロ5年目の2010年に33本を放ち、本塁打王に輝いた通算204本塁打の和製大砲が、ユニホームを脱ぐ決断を下した。2005年高校生ドラフト1巡目で履正社高から入団。2009年オフに一般公募し、登録名を「T-岡田」に変更した。2010年には33本塁打を放って本塁打王を獲得するなど大ブレーク。その後も主砲としてチームを支え、2021年には17本塁打を放って25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。 ただ、近年は故障などもあり出場機会が激減。昨年は20試合の出場にとどまっていた。今季は4年ぶりとなる開幕スタメンを勝ち取りながらも、出場3試合で5打数無安打の打率.000。4月11日に出場選手登録を外れその後は昇格がなかった。引退を決めたのは「8月中旬ぐらいですね」といい、「納得してユニホームを脱ぐことができた。スッキリしています」を晴れやかな表情を見せた。 彩夫人には「辞めるわ」と報告。「お疲れ様でした、よく頑張ったんじゃない?」と言われたという。中嶋聡監督には「『もうあと10年……』と言われました。監督と一緒にしないでくださいと返事しました」と笑顔で明かした。 プロ通算成績は1362試合に出場し、打率.256、204本塁打、715打点。引退セレモニーは本拠地最終戦の9月24日・西武戦と発表された。若手選手から「Tさん」の愛称で親しまれている36歳が、19年間のプロ野球生活に幕を下ろす。
Full-Count編集部