9戦未勝利&防御率5.95…ド軍指揮官が苦言「明らかに制球の問題」 遠いエースの姿
ビューラーは5回5失点で5敗目…初回から3失点と乱調
【MLB】カブス 10ー4 ドジャース(日本時間10日・ロサンゼルス) ドジャースのウォーカー・ビューラー投手は9日(日本時間10日)、本拠地・カブス戦に先発し5回9安打5失点で5敗目(1勝)を喫した。初回に元同僚のベリンジャーに2ランを浴びるなど3失点。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「試合が進むにつれて改善はしたけど、明らかに制球の問題があった」と苦言を呈した。 【画像】真美子夫人が「美しくなっている」 最新の近影で際立つ高身長 初回からリードを許した。2死一塁からベリンジャーに先制2ラン。続くパレデスに二塁打、昨季までチームメートだったブッシュにも右適時打で計3点を失った。2回、3回は無失点に抑えたが、4回にブッシュにソロを献上した。 6回先頭のベリンジャーを歩かせ、パレデスに安打を許したところで指揮官は降板を決断した。試合後、「コーディ(・ベリンジャー)に四球を与えた場面だ」と問題点を指摘。「全体的に制球がよくなかった」と肩を落とした。 トミー・ジョン手術から2年ぶりに復帰したシーズン。13登板で1勝5敗、防御率5.95と大苦戦し、9試合連続で未勝利となっている。ロバーツ監督は「余裕がないと、継続的に効果的な投球をすることは難しい。悪い球じゃなくても、簡単なアウトにならない。強烈な打球になってしまう」と奮起を促した。 ビューラー自身も「立ち上がりからやらかしてしまった。毎回チームメートに大きな負担をかけてしまっている」と猛省。「6回まで投げられたことは良かったけど、クソみたいだった」と投げやりに吐き捨てた。 チームはタイラー・グラスノー、クレイトン・カーショー、ギャビン・ストーンの3投手らが負傷者リスト(IL)入り。10日(同11日)に山本由伸投手が復帰予定だが、先発投手陣に怪我人が続出している。プレーオフまで1か月を切り、本来の姿を取り戻せていないかつてのエースに指揮官も悶々としているようだった。
川村虎大 / Kodai Kawamura