名古屋で広がる「モルック」の輪 年齢や性別問わず楽しめるスポーツで“居場所づくり”に
モルックを、すべての人の居場所づくりに
再びモルックを始めた首藤さんに、ある気持ちの変化が起きたといいます。 「最初は、ただ純粋に趣味としてモルックを楽しんでいただけでしたが、いろんな参加者が集まっていろんな話をするうちに、コミュニティが大きくなっていきました。『モルックで遊ぶだけで、すべての人にとっての居場所づくりができる』ということに気づいたんです」(首藤さん) “居場所づくり”という目的ができた首藤さんは、「名古屋モルッカーズ」を結成。約4年かけて、愛知県のモルックコミュニティの中で一番人数の多いモルックチームに成長しました。
周りの参加者と支え合い成り立ってきた
名古屋モルッカーズは、決して1人の力ではなく、参加者と支え合うことで成り立っていると語る首藤さん。 交流会の後にランチ会を開くほか、バスツアーやバーベキュー、メンバーの誕生会など、モルック以外でも積極的に交流できるようにしています。 また社会人も気軽に参加できるよう、夜に開催する「ナイトモルック」や、土日に休めない人のために「平日モルック」を開くなど、モルックの活動も多岐にわたります。 「モルッカーズの仲間には、マイクロバスの運転免許を持っている人など、いろいろな特技を持っている人がとても多く、いろんなことができます。せっかくモルックで繋がったご縁なので、集まってくれた人たちにもっともっと楽しいことを提供したい。モルック以外に楽しいイベントを、今後もたくさん企画していきたいと思っています」(首藤さん)
“人見知り”に参加してほしい
首藤さんは、“人見知りの人”にこそ、ぜひモルック交流会に参加してもらいたいといいます。 「人見知りの人って、初対面の人に緊張感を覚えることが多い。それは人と関わりたいからだと思うんです。そういう人にこそ、モルック交流会に来て欲しい。『仕事の都合で1人になってしまった』とか、『昔の友人と話が合わなくなってしまった』とか。僕は、そんな新しい出会いを求める人の気持ちがすごくわかるので、そういった人たちを今後もサポートしていきたい」(首藤さん) (メ~テレ 飯田莉穂)