【箱根駅伝】史上初56分台の原動力は“靴に書かれたメッセージ” 青山学院大・野村昭夢 前回4区区間賞の佐藤も「想像をはるかに超えてきた」
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(2025年1月2日往路、3日復路) 復路の6区で青山学院大の野村昭夢選手(4年)が、56分47秒という区間新記録を達成。初の56分台をマークし、区間賞を獲得しました。 【画像】野村昭夢選手が6区の区間新達成 快走後倒れ込む レース後、野村選手は「1年間、56分台を目標に練習に取り組んできたので、本当に良かったです。本当にきつくて何回も諦めかけたんですけど、沿道の方が56分台いけるよというふうに教えてくれたので、最後まで走りきることができました」と振り返ります。 野村選手は復路前日と当日、自身のInstagramを更新。沿道のファンに向けて、「56分台出すための目安のタイムを沿道から伝えていただけると力になります!」と、応援をお願いしていました。 またレース中に履いていた靴には仲間からの「あっきー魂の走り」「狙うは加速の頂点 山下りの主役!」「苦労人昭夢!!4年間をぶつけろ!転がり落ちろ!」といった応援メッセージが並びます。 「昨日の夜に付き添いの片山、徳丸、昨日5区を走った若林にメッセージ書いてもらって。きつくなったときに下向いて、これを見て頑張りました」と、56分台の原動力を語りました。 野村選手の驚異的な走りに、青山学院大の先輩も驚いた様子。前回大会4区で区間賞を獲得した佐藤一世選手は「想像をはるかに超えてきたね。一年間練習できた昭夢はつえーよ」と、野村選手をねぎらいました。