今何している? 旧ゴシップガール・キャストたちのその後
その後はキュートなジェニーのイメージを払拭し、パンク・バンド「The Pretty Reckless」のリードボーカルとしてモムセン自身のエッジィなスタイルを追求。9月のニューヨーク・ファッション・ウィークで開催されたKid Superのコメディ・イベントのレッドカーペットに登場。昔の暴走族の特攻服スタイルを身につけ、スーパーヒーローのようなシックスパックを披露したのが話題に! サウンドガーデンのクリス・コーネルら友人を亡くしてうつ状態で薬物依存症になった時代は過去のもの。ハードなエクササイズを続けている証拠だろう。女優時代と違ってスポットライトが当たる回数は減ったものの、ミュージシャンとして着実にキャリアを積み上げているのは立派。
チェイス・クロフォード
セリーナとブレアのハートをつかむハンサムなネイトを演じたクロフォードは、アンサンブル・キャストのなかでも将来を嘱望されていた。ただしキャメロン・ディアスやジェニファー・ロペスと共演したアンサンブル・コメディ『恋愛だけじゃダメかしら?』が映画スタジオの期待ほどヒットせず、GG終了後は低予算映画出演が続いた。
キャリア的に低迷していたクロフォードだったが、『ザ・ボーイズ』で運気上昇。スーパーヒーローでありながら仲間にセクハラしたことがバレ、左遷されて奇行に走ったり、カルト宗教の広告塔になったりというダメ男キャラで「ハンサムだけど退屈」イメージから脱却。『竜とそばかすの姫』のアメリカ公開の際は、ジャスティンの声を演じている。また義弟である元NFL選手トニー・ロモと共同でアメフトドラマを企画していて、プロデューサーとしての活動もスタートさせているようだ。
エド・ウェストウィック
高校生なのにスコッチが似合うチャック役で「GG」人気の一翼を担ったウェストウィックは、番組卒業後もコンスタントに映画やTVシリーズに出演。ロンドンのナショナル・ユース・シアター仕込みの演技力は本物だったわけで、軽妙なコメディからシリアスな実話ドラマ、サスペンスまで幅広く活躍。作品選びもキャラクター選びも身の丈にあっていて、息の長い役者になると思われたけれど、2017年に性的暴行疑惑が浮上。実際に3人の女性がLAPDに提出した被害届を受けてロサンゼルス検察局が調査を始めたため、撮影が終わっていたBBCのドラマはウェストウィックの代役を立てた撮り直しが行われる羽目に。お堅いBBCには推定無罪も通じない? 結局、検察は容疑を立件できず、ウェストウィックは訴追されなかったけれど、セクハラ野郎のイメージは消えないまま。もしも無実だったら、これはもうお気の毒としか言いようがない。