【別府競輪・GⅢナイター】石井寛子が4連勝で完全優勝 目標の「GP出場」近づく今年13V
「別府競輪GⅢナイター」は最終日の14日、11Rでガールズ決勝を行い、石井寛子(38)=東京・104期・L1=が終BS3番手から捲って1着。今年13回目の優勝を果たした。 突然降り出した雨が優勝をもたらした。「4日間緊張しっぱなし。だけど、雨が急に降り始めたから、『何か変えよう』と思いました」。予定していた競走プランを変更。その途端、「落ち着きましたね」と平常心に戻った。 初手は6番手と後方だったが、焦ることはなかった。赤板過ぎに上昇して、3番手の好位を確保。「先行した太田美穂さんのスピードが良くてキツかったが、何としても1着を取ろうと思って。ヘルメットがハンドルにぶつかるくらい頭を下げて必死に踏んだ」。直線で逃げる太田を捉えて、完全Vを果たした。 今回の優勝で賞金加算に成功した。「年末のGP出場を意識している。去年は出られなかった悔しさがあるので」。続けて、「今回は遠くからも応援に駆けつけたファンもいた。いい報告ができそうです」。通算175Vは、特別なものになったに違いない。