同姓から背番号「8」継承…西武ドラ2渡部聖が高らか宣言「日本の4番に」 負けず嫌い、小学時代は相撲でも一番
西武の新入団選手発表が1日、埼玉・所沢市のエミテラス所沢で行われ、背番号「8」を背負うドラフト2位・渡部聖弥外野手(22)=大商大=が「日本の4番になる」と高らかに宣言した。 ファンクラブ会員と大勢の一般客が見守る中、育成選手を含む新人14人が会見。1人ずつ名前を呼ばれると登壇して上着を脱ぎ、背番号をお披露目した。渡部聖は同姓の渡部健人内野手(25)から引き継いだ「8」。2年秋のリーグ戦で関西六大学野球連盟のシーズン最多記録の5本塁打をマークしたスラッガーは「1年目からリーグ優勝に貢献できるように精いっぱい頑張ります」と目を輝かせた。 尊敬する父からの教えは「なんでも一番を取れ」。「絶対一番を取りたいってやってきたのが、自分の負けず嫌いな性格につながっている」という。小学時代の相撲大会では「6年のうち4年間一番」と常に頂点に立ち続けてきた。得意の決まり手は上手投げ。プロの舞台でも華麗な本塁打を量産し一本勝ちで、侍ジャパンの主砲という大きな野望に向けて突き進む。(大中 彩未) ◆渡部 聖弥(わたなべ・せいや)2002年8月31日、広島・府中市生まれ。22歳。南小1年時から南少年野球クラブで野球を始め、広陵では1年秋からベンチ入りし、2年春に甲子園出場。高校通算30本で同期には楽天1位の明大・宗山。大商大では2年秋のリーグ戦で関西六大学連盟のシーズン最多記録となる5本塁打をマーク。3年春に日本代表入りを果たした。4年間通算119安打は連盟最多タイ。177センチ88キロ。右投右打。
報知新聞社