「この試合でなんか越えられた自分がいます」巨人・菅野智之 9回のマウンドでは感情あらわに
◇プロ野球セ・リーグ 巨人6-0DeNA(28日、横浜スタジアム) 2021年4月16日以来の完封勝利を収めた巨人の菅野智之投手。 【動画】スガコバの絡みもあります 「格別に気持ちいいです」と語りました。 「きょうはできると思ってたし、長いイニングを、と決めていたので、でも、最後、ああやってマウンドに立っているのも久しぶりなんでうれしいですね」 接戦が続き、勝ちパターンの中継ぎ陣には3連投の恐れがありましたが、菅野投手が投げきったことで、回避。「この1試合でどうこうではないですけど・・・そういった意味ではいい1試合にできたかなと思います」とうなずきました。 8回を終えて100球を超えていたため、杉内俊哉投手チーフコーチが9回も行くかと意思確認。 「ここは行かせてください、って伝えました」 その9回、DeNA先頭打者の佐野恵太選手にヒットを許し、迎えた4番の牧秀悟選手。フルカウントからの6球目、スライダーで空振り三振を取ると、菅野投手はマウンド上でほえました。 「この3年間いろいろつらいことがありましたけど、なかなかその壁を越えられない自分がいました。この試合でなんか越えられた自分がいます」 こう締めくくると、“体力の限界”とばかりにロッカールームに引き揚げていった菅野投手。この日、9回投げたことで、94.1回、規定投球回数の92を超える数字となりました。