ホーナー代表、ドライバー交代なら角田裕毅かローソンの2択を示唆…一方で「私とペレスの話し合いが終わるまで来季を推測するのは間違い」|F1
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表が、もしレッドブルにドライバースイッチが起こる場合、その代案は現VCARBの角田裕毅かリアム・ローソンのどちらかが有力であることを示唆している。 2024年6月、レッドブルは2025年以降のドライバーについて、セルジオ・ペレスとの契約延長を発表した。だがシーズン中盤戦に入るとペレスは不振を極め、表彰台から遠ざかる。そればかりか予選で上位グリッドに入るケースも激減した。 結局2024年のドライバーズポイントは4連覇のマックス・フェルスタッペンが437点となり、僚友ペレスは152点(8位)と、大差がつく。また、ランキング上位4チームの7人が優勝したものの、この上位4チームで優勝のなかったドライバーはペレスのみだった。メキシコ人ドライバーは契約途中ながら、更迭の話が浮上する状況に。 『F1』公式はホーナー代表の見解についてクローズアップしつつその言葉を伝えている。もしドライバー交代ならば、角田裕毅かリアム・ローソンのどちらかになると代表はほのめかした。
ホーナー代表は2024年におけるローソンの出来について聞かれると、こう返答している。 「リアムは厳しい状況の中で非常に良い仕事をしたと思う。彼が与えられた時間は限られていたが、そこで何をしたのか、そしてレースペースがどのようなものだったかを踏まえても、彼は良い仕事をしたと思う」 「ユウキも良い仕事をしていると思うし、チェコ(ペレスの愛称)について何かが決まった場合、彼らが(後任の)候補になるだろう」
コンストラクターズランキングでは3位に低迷したレッドブル。フェルスタッペンと僚友の差は明確な改善点であり、ホーナー代表は2025年に向けて様々な働きかけをしている模様。 「もちろんそのような話し合いはチェコとチームの間で引き続き行われる。今シーズンは終わったので、彼と一緒にシーズンを振り返ってどこが明確に悪かったのかを考え、今後に向けて正しく適切な方法を一緒に考えていくつもりだ」 フェルスタッペンが初のワールドチャンピオンに輝いた2021年のことを振り返り、ペレスの貢献は色褪せるものではないとも述べている。 「チェコはチームにとって素晴らしい貢献者だ。2021年(アブダビGP)でやってのけたことは見事だったし、2022年と2023年のコンストラクターズチャンピオンシップ、5回のレース優勝、2023年のドライバーズチャンピオンシップ2位など、チェコはチームのために本当に多くのことをしてくれた」 「彼の奮闘ぶりが素晴らしいものであることは確かだ。我々はじっくりと今シーズンを振り返り、これからどう進んでいくかを考えていく」