小学校1年生が陥る可能性がある「小1プロブレム」とは? 親ができる対策とは
個人要録や学校への引継ぎ
年長児が小学校に入学する際は、「保育所児童保育要録」「幼稚園幼児指導要録」「認定こども園こども要録」など、小学校へ記録の提出を行います。 「保育所児童保育要録」には「子どもの様子」や「発達状況」「特性」「留意事項」を記入します。 「最終年度に至るまでの育ちに関する事項」の項目では、0歳児入園の時からの成長過程を記入するため、年長児の担任だけでなく、今まで受け持った担任がそれぞれ意見を出し合うこともあります。 提出の際は小学校へ赴き、子どもの細かな情報を伝えることもありました。 また、私が働いている地域では事前に保護者との面談を行い、小学校に伝えておきたいことを保護者から意見をもらうことも。 家庭で気になっている点や心配なことを、保育園での生活の様子と照らし合わせて小学校の先生に伝え、必要であれば保護者との面談も設けられるように検討してもらいます。
家庭で行いたい進級準備
子どもにとって保育園を卒園し、小学校に進学することは大きな環境変化の1つ。 ・保護者に送り届けてもらうのではなく、自分で小学校まで登校する ・遊びの環境から学びの環境へと変化する ・1クラスの人数が大きく増える ・見守ってくれる大人の人数が減る ・自分で考えて行動することが増える 保育園で様々な取り組みを行っているとはいえ、進級に不安を感じる子どもは多いもの。 ママは子どものメンタル面のケアと何をしても見方でいてくれるという安心できる存在であってほしいなと思います。 とはいえ、進級に向けて不安な気持ちはママにもあると思います。 今まで通りに仕事ができるのか、長期休みの対応はどうすればいいのだろうと悩むこともあるでしょう。 小1の壁対策は下の記事でも詳しく紹介しているので、チェックしてみてくださいね。 【Profile】はる(@hr_hoiku) 小1女子と年少男子の2児のママ。新設保育園の立ち上げも経験した12年目の現役主任保育士。現場の経験を生かして、保育園側の視点と保護者側の視点からの情報や、子育てが少しでもラクになる保育士のハックを発信。保育士、幼稚園教諭1種、認定ベビーシッターの資格も保有。