やましたひでこさんが「断捨離」したこと。つくりおきはせず、お気に入りの食器だけもつ
「断捨離」を提唱し、身軽な暮らしを送るやましたひでこさん。ここでは、沖縄に移住したやましたさんの「新しい食習慣」をご紹介します。“つくりおき”をしない食事や、こだわりの食器コレクションについて語っていただきました。 【写真】やましたひでこさんが厳選した食器
つくりおきはしない。一汁一菜で食事はシンプルに
「私は食べるものもすごくシンプルで、基本は雑穀米と根菜類の、一汁一菜。豆腐と納豆、キュウリの漬物くらいで満足する安上がりな人間なんです(笑)」(やましたさん、以下同) 冷蔵庫を「食品貯蔵庫」とは思っていないというやましたさん。その中は、食材が少なくすっきりしています。 「つくりおきはせず、おかずをとっておくのは翌日まで。家の中と同じように、いらなくなったものと必要なものを常に入れ替えて、新陳代謝させています」 そんなやましたさんでも、食品を食べきれずにムダにしてしまうことってあるのでしょうか? 「もちろん。毎回食べきれる分だけ、きっちりと買うなんて無理です。罪悪感をもちすぎず、捨てて次に向かうことも大切。それが人生です」 つくりおきをしないこと以外にも、食事面で意識している習慣があるそうです。 「甘いもの、冷たいものはなるべくとりません。お酒は別ですが(笑)。朝起きたらお気に入りの中国茶を飲むのが日課です」
“はらはら置き”で美術品のように収納
無垢材のシンプルな収納家具の中に、美術品のように間隔をあけて並べられた食器たち。やましたさんが以前から好きだった有田焼のコレクションに、沖縄の陶器「やちむん」が加わりました。 「収納はものの隠し場所ではなく、出番がくるまで気持ちよく待っていてもらうための空間です。気に入ったものだけを“はらはら”と置くのが私のスタイル。見るたびに気分がよくなります」 断捨離でものを減らしたら、お客様用にと奥にしまい込んでいた“いい食器”を出して並べ、ぜひ日常的に使ってほしいとやましたさんは言います。 「ものは使ってこそ価値を発揮するもの。厳選した質のよいものを使うことが、自分を大切にすることにもつながっていきます」
ESSE編集部