紅ゆずる、「美しさはまったくいらない」 心をすさませるため自宅でやったこととは…25年ぶり再演『FOLKER』
元宝塚歌劇団星組トップスターの女優紅ゆずるが9日、東京都内で大阪国際文化芸術プロジェクトの主演舞台「FOLKER」(後藤ひろひとさん作・演出)公開舞台稽古に共演の楠見薫(57)、遠藤久美子(46)、小島聖(48)、東風万智子(45)らと参加した。 大阪の劇団「遊気舎」が1999年に上演した大ヒット作品で、25年ぶりの再演。死刑囚たちのレクリエーション・プログラムとして取り入れられたフォークダンス・コンテストに受刑者が出場する群像劇だ。 紅は、殺気を放つ存在からフォークダンスチームのリーダーになる空那(そらな)役。”ダークな役柄”に「(宝塚では)ダークな役でもどこか格好良かったり、美しさが求められた。今回、美しさはまったくいらない」とし、役作りで心をすさませるために普段はきれい好きだがあえて自宅にゴミをためて生活。フォークダンスについては「いろんなジャンルのダンスをしてきたが、フォークダンスは小学校時代で終わってる」と新鮮に感じていた。 25年前に空那を演じた楠見は、紅について「最高です」と太鼓判。本読みの際、紅のボロボロの台本を見て「負けました。読み込みの量が違う」と絶賛した。 後藤さんも「25年前より何倍、何十倍もすごい舞台になるのを実感してる」と自信を見せた。 ほかには、共演の大路恵美(49)、内場勝則(64)らが出席。 2月14~23日に大阪市の堂島リバーフォーラムで上演される。
中日スポーツ