【プレミア12】辞退者続出で危惧されたが…高視聴率連発で名古屋沸騰「20%超え」にも期待
名古屋のメ~テレ(テレビ朝日系)とCBC(TBS系)が〝侍ジャパン特需〟に沸き立っている。国際大会「プレミア12」はテレビ朝日系列とTBS系列でオープニングラウンドの5試合が放送されたが、名古屋地区では全試合で視聴率が2桁を記録するなど絶好調。両局ともニンマリなのだ。 メ~テレとCBCでは局の垣根を越えて「プレミア12」を猛アピールしてきた。侍ジャパンとオーストラリアの試合が行われた13日には、メ~テレ・竹田基起アナウンサーとマスコットのウルフィーがCBCの情報番組「チャント!」に、CBCの友廣南実アナウンサーとマスコットのシェアシェアがメ~テレのワイド番組「ドデスカ+」にそれぞれ出演して大会をPR。また、中日から侍ジャパン入りした高橋宏と清水が出演する両局のコラボCMを制作するなど、とにかく力を入れていた。 大会前には村上(ヤクルト)、岡本和(巨人)、吉川(巨人)、万波(日本ハム)ら辞退者が続出したこともあって開幕前には「盛り上がるのか心配」という声も聞かれた。だが、フタを開けてみるとオーストラリア戦(13日=12・6%)、韓国戦(15日=14・4%)、台湾戦(16日=14・4%)、キューバ戦(17日=14・5%)、ドミニカ共和国戦(18日=12・8%)と高視聴率を連発。これには「侍ジャパンの人気は高いなと率直に驚きです」(CBC関係者)、「スーパーラウンド進出が決まった後のドミニカ戦もこんなに数字を取るとは思いませんでした」(メ~テレ関係者)と想定以上の数字にビックリしている。 21日からは東京ドームでスーパーラウンド、そして24日には決勝戦と3位決定戦が行われるが「高橋宏斗投手、清水投手が活躍して勝ってくれるのが一番盛り上がります。(平均世帯視聴率で)20%を超えてほしいですね」と両局関係者の期待は高まっている。 (数字は名古屋地区の平均世帯視聴率、ビデオリサーチ調べ)
宮本泰春