強烈寒気でスリップ事故続出 除雪に異変「雪重い」 積雪1メートルで雪かき7時間も
週末は全国的に強い寒気が居座り、15日は全国の半数を超える地点で最低気温が0℃を下回るという冬日を観測しました。北海道の幌加内町では積雪が1メートルを超えて、朝から7時間以上、雪かきに追われた人もいました。 【画像】「冬の道には慣れていた」 冬用タイヤ着用もスリップ事故 フェンスをなぎ倒し路肩部分で斜めに止まった車
■雪かき7時間…気温マイナス19.5℃も
14日に最低気温マイナス14.9℃となった北海道幌加内。積雪は1メートルを超えました。雪かきに追われていた80代男性は次のように話しました。 近所に住む人 「4時から起きて、こっちから全部押し出すんだ」 「(Q.朝4時からだともう7時間、8時間くらい?)あーやってる、やってる」 「(Q.休憩は?)休憩は食事の時に休んでるだけ」 屋根の雪下ろしをしていた男性はこう話しました。 近所に住む人 「めんどくさいんだわ。また新雪降ってしまって。そうなったら大変になっちゃう。だけど1回どーんと、1メートルも降られたら終わりだし」 北海道中頓別では、14日マイナス19.5℃を記録。今シーズンの全国最低気温を更新しました。
■除雪無限ループ 午前3時開始で終わりは…
14日午前3時の旭川市では、夜も明けきらない時間から除雪車が大忙しです。 株式会社アルシオン 木村祐介さん 「(Q.何軒くらい(回る)?)朝25軒くらいですかね。何軒もやっていると、例えば6時からやったら終わらないじゃないですか。皆がきれいにしてほしい時間帯までには。だから、この時間帯にやっている」 依頼を受けた企業の駐車場や住宅の玄関前などを夜明け前に除雪。午前2時ごろまでに10センチ以上積もった場合、出動しているといいます。 数軒を回り、午前5時すぎにいったん、除雪作業を終えました。 午前8時の旭川市内です。道路脇にはうず高く雪が積もっています。気温は温度計でマイナス9.6℃と、体の芯までグッと冷え込む寒さです。 時間が経つにつれ雪が強まり、14日に旭川の積雪は34センチを記録。住宅街は、辺り一面真っ白に。住民は朝から雪かきに四苦八苦するなか、再び除雪車が出動します。 到着すると早速、住宅敷地内で除雪作業を進めています。その後も数軒の家を除雪。除雪を依頼した人は次のように話しました。 除雪を依頼した人 「何時間もかかりますよ、もし自分でやるとしたら。重機でやってもらわなかったらできないです。すごい楽です!」 午前3時から始まった除雪。終わったのは、およそ9時間後の午後0時ごろでした。さらに、今年の雪は例年とは少し違うといいます。 木村さん 「今年の雪の特徴は、そんな冷えてるわけでもないから、ちょっと雪がベタ雪なのかなって」