去就に揺れるラッシュフォード、サウジ勢の年俸70億円オファー拒否か…目指すは代表復帰?
マンチェスター・ユナイテッドFWマーカス・ラッシュフォードは、サウジアラビア勢から届いたオファーを拒んだようだ。 マンチェスター・ユナイテッドが今冬に取るべき6つの行動とは? マンチェスター・Uの下部組織出身で、これまで公式戦426試合で138ゴールを奪ってきたラッシュフォード。FAカップとリーグカップを2回制覇、ヨーロッパリーグ優勝も経験すると、昨年には2028年までの長期契約を結んでいる。しかし、近年ではピッチ上でのパフォーマンスに加え、ピッチ外での行動に批判が集中。エリック・テン・ハーグ前監督の下では、3度にわたって規則違反による先発落ちやベンチ外の処分を受けていた。 そして、ルベン・アモリム監督の下で迎えた15日のマンチェスター・シティ戦(2-1)でもメンバー外となり、指揮官は振る舞いに対して不満を示唆。すると17日、ラッシュフォード本人は「新しい挑戦、次の一歩を踏み出すための準備はできている」と退団も匂わせ現地で物議を醸した。現在は公式戦4試合連続でメンバー外となっており、1月の退団が近づいているとも伝えられている。 そんなラッシュフォードについて、現地メディアではマンチェスター・U側が1月の売却を目指していると指摘されている。しかし『スカイスポーツ』は、クラブ側は選手の売却先を探すことに苦労しており、具体的な動きも確認されていないと伝えた。 それでも『テレグラフ』によると、ラッシュフォードに対してサウジ・プロリーグの3クラブがオファーを提出した模様。具体的なクラブ名は明かされていないが、現行の週給30万ポンド(約5900万円、年俸換算約30億円)のサラリーを大きく上回る年俸3500万ポンド(約68億円)を提示したという。 しかし、ラッシュフォードはサウジアラビア勢からのオファーを拒否。同選手はトーマス・トゥヘル監督が新たに就任したイングランド代表に復帰するという目標を叶えるため、競争力のあるクラブやリーグへの移籍のみを望んでいるようだ。今後の動向に注目が集まっている。