<CES>オンキヨー、モダンなHi-Fiオーディオ “Iconシリーズ” 発表。ネットワークプリ/プリメイン、パワーアンプの3機種
オンキヨーは、米ラスベガスで開催されている国際エレクトロニクス展示会「CES 2025」に合わせ、Hi-Fiオーディオ “Iconシリーズ” を発表した。北米では2025年第4四半期ごろより発売を予定する。 【画像】ネットワーク・プリアンプ「P-80」(ブラック/シルバー) モダンなデザインの筐体に大電流/高速/高解像度の設計を搭載し、パワフルかつピュアなサウンドを再生すると謳う据え置きオーディオ製品シリーズ。ネットワーク機能内蔵のプリメインアンプ「A-50」、ネットワーク機能内蔵のプリアンプ「P-80」、パワーアンプ「M-80」の3モデルをラインナップする。 いずれもオンキヨー独自の回路DIDRC(Dynamic Intermodulation Distortion Reduction Circuitry)を搭載しており、高いスルーレートによって高周波ノイズを抑え、アナログ信号の音質を改善。例えばMCカートリッジの微細な信号もしっかりと増幅/再現が可能だとしている。 ネットワーク・プリメインアンプのA-50は、DIDRC回路と3段インバーテッド・ダーリントン・アンプ(180W@4Ω、140W@8Ω)の対称AB級増幅により、大電流信号を最小限の歪みで駆動し、クリエイターの意図をクリアで力強く再現するというモデル。北米では1,499ドルにて販売予定。 DACチップにはAKM「AK4452」を採用し、PCM 768kHz/32bitまでの入力をサポート。HDMI ARCを搭載するほか、Amazon MusicやQobuz、TIDAL Connect、Spotify Connectなど音楽ストリーミングサービスへのアクセスや、AirPlay 2/Google Cast/Bluetooth/Roon Readyにも対応。専用アプリOnkyo Controllerから操作ができる。 内部設計においては高品位な金属端子、コンデンサー、銅バスバーなどを採用し、MM/MC対応のセパレートフォノステージも搭載。5mm厚の高剛性アルミフロントパネルや、押し出し成形のアルミヒートシンクを用いたファンレス設計など、制振も追求したという。 ネットワーク・プリアンプのP-80も、AK4452 DACを採用し、音楽ストリーミング再生やHDMI ARC、MM/MCセパレートフォノステージを搭載。DACフィルターとフォノステージにはDIDRC回路を備え、歪みを低減している。北米では1,999ドルでの販売を予定する。 筐体は制振に配慮した3ピース構成で、5mmアルミフロントパネルや押し出しアルミヒートシンク、ファンレス設計などを採用。Dirac社のルーム音響補正機能「Dirac Live Room Corretion」にも対応するとのこと。 パワーアンプのM-80は、対称AB級増幅の3段インバーテッド・ダーリントン・アンプにより、200W@4Ω/150W@8Ωの出力を実現したとするモデル。北米では1,999ドルでの販売を予定する。 筐体は3ピース構成で、5mmアルミフロントパネルや押し出しアルミヒートシンク、ファンレス設計などを採用。ダイナミックなフルレンジ再生を支えるカスタム大電流電源も搭載したという。
編集部:成藤正宣