インテリアのプロの自邸:LDKになじむ優しいキッチンは、掃除がラクで収納もたっぷり
生活感が出るものは隠し、料理の動線はコンパクトに
生活感があるものや、見せたくないものは隠れるように配置。ゴミ箱はシンクの下に設置。リビングダイニングからの死角に棚(写真奥)をつくって、レンジや炊飯器を置き、日用品のストックをしています。 すべてが1か所にまとまっているので、料理をするときの動線もコンパクトです。
汚れにくいバイブレーション仕上げのステンレストップ
そして、ワークトップは、手入れが簡単で衛生的なステンレスに。汚れや熱に強く、6年間ガシガシ使っても、劣化を感じさせません。バイブレーション仕上げにして光沢を抑えているので、LDKにも違和感なく溶け込んでいます。
背面の壁には収納力のある2段構造の引き出しに
収納の面材には、シナ合板を採用。加工が容易で、無材に比べて安価な点が気に入りました。コストを抑えつつも、バーチのフローリングと並べても違和感のない仕上げに。 また、カップボードの引き出しは、チェストのようなデザインを意識して、ステンレスのハンドルをつけています。一見、収納スペースが少なく見えますが、上段の引き出しの中は、2段構造になっているため、収納量も抜群です。 キッチンは生活の中心であり、LDKの顔でもあります。毎日使い、目に見える場所だからこそ、見た目も機能も両立させることが大切。全体のバランスや素材感、使いやすさにこだわった結果、一体感のあるLDKになり大満足です。
日刊住まい編集部