ムダなやりとりで相手の時間を奪っていませんか?仕事のやりとりでは常に「コミュニケーションコスト」を意識して行動すべき理由【インターンシップ経験者が助言】
Bad Newsほどすぐに報告
インターンで働く中で、スケジュールを見誤ってタスクがさばききれそうにない、データ分析で数値がずれてしまっていたなど何らかのミスを犯してしまった際には、どのような対応を取るべきだろうか。 もちろんミスは起きないほうがいいのだが、誰しも失敗することはある。加えて大抵の場合、同じミスを繰り返さなければ許されるケースのほうが多い。けれども、そのときにどういった対応を取れるかによって、次に何のタスクを任されるか、メンバーにどのように見られるかが変わってくると思っていい。 結論、Bad News ほどすぐに報告ということを忘れなければ、まず間違いはない。 ミスが起きたと仮定して、すぐに報告をしたケースと最後まで隠し通そうとしたケースがあるとする。すぐに報告をした場合は一時的に怒られる可能性はあるが、この人は自分にとってマイナスの情報でもきちんと伝えてくれる人だという印象を与えることができる。 一方で、ミスを報告しなかったケースはバレても地獄、バレなくても地獄だ。報告しなければならないレベルのミスは、まず隠し通すことができないので「何でもっと早く言わないの?」となる。バレなかったとしてもメンバーの誰かが自分のミスによる帳尻を合わせるために動くことになるので、どちらにせよ全体に迷惑をかけているといえる。 自分で何とかできるレベルのミスであればわざわざ言う必要はないが、少しでも雲行きが怪しいのであれば、真っ先にメンバーや上司に報告するべきだ。隠したい、なかったことにしたいことほど報告することをためらってしまうのが人間だが、インターンがしてしまうミスというのは、言わないことによって後から生じる被害のほうが大きい。 一時的な羞恥心よりも、中長期的な信頼を獲得する思考でいてまず損はないし、上司を安心させることも部下の仕事のひとつだと思っている。 それに、「この人なら何かあったとしてもすぐに伝えてくれるから、安心してタスクを任せられるな」と上司に思わせられなければ、いつまでたっても仕事の幅は広がらない。 トテ ジェニファー麻綾
【関連記事】
- 面接で「知ったかぶり」をすると、どこかで必ずボロが出る…分からないことを聞かれたときの「正しい対処法」【インターンシップ経験者が助言】
- インターンシップの選考通過率は5~20%の狭き門!「ありがちな武勇伝」を語るよりも強調すべきことは?【経験者が解説】
- 「仕事が雑用ばかり」「給与無し」の企業には要注意!将来に確実につながる〈長期インターン〉の選び方【経験者がアドバイス】
- どこにでもいる普通の学生が“キラキラ一流企業”に入社できる?就活するなら本気で「長期インターン」を経験すべき理由
- 学歴不問採用なのに「内定者、難関大生ばかり」になる理由…“落ちる就活生”が気づかない「大学名以外」のフィルター【キャリアコンサルタントが解説】