チョウも身を寄せ合うと温まるのかな?「リュウキュウアサギマダラ」集団越冬 奄美市笠利
奄美大島でタテハチョウの一種「リュウキュウアサギマダラ」が集団越冬している。鹿児島県奄美市笠利の林では26日、数十匹が小枝やつるにぶら下がり、寒さに耐えながら春の訪れを待っているようだった。 【写真】身を寄せ合い集団越冬するリュウキュウアサギマダラ=26日、奄美大島
濃茶にあさぎ色のステンドグラスのような羽が美しい。国内では主に奄美大島以南の南西諸島に生息し、気温が15度を下回ると群れでじっとする習性がある。羽を広げた大きさは10センチほど。 同日の笠利の最低気温は15.4度と12月上旬並み。日光が差すとひらひらと優雅に舞い、気温が下がると枯れ葉のように身を寄せ合って“冬ごもり”していた。越冬の様子は例年、3月ごろまで見られる。
南日本新聞 | 鹿児島