自転車ヘルメットの着用率向上へ…警察が声優オーディション? 啓発アニメーションを制作へ
テレビ静岡
2023年4月から自転車に乗る際のヘルメットの着用が努力義務化されました。着用率向上を目指し、静岡県警・袋井警察署ではユニークな取り組みが進められています。
11月16日に袋井警察署で行われたのは、自転車に乗る際のヘルメット着用を呼びかけるアニメーションの声優を決めるオーディションです。 地元の観光協会や企業が協力し、30秒のアニメーションを作成します。 参加した高校生: 将来こういう仕事をやってみたいと思っていて、いろいろ調べていたら担任の先生が教えてくれて、それがきっかけで応募しました 参加した高校生: キャラクターに沿ったキャラクターを、自分なりに解釈して演じることができたら 若い世代に興味を持ってもらいヘルメットを着用してもらおうと始まったアニメ制作。 声優オーディションには地元の高校生や専門学校生、それに警察署員などあわせて15人が参加しました。
参加者は自転車で旅行に行く5人の女子高校生のキャラクターになりきって演じていきます。 女子高校生役: めろちゃん、ヘルメットは? 女子高校生役: かわいくないからかぶらないんだって 女子高校生(めろんちゃん)役: だって髪型乱れちゃうし… 女子高校生役: かぶらなきゃだめだよ、ヘルメットは命を守るものなんだから 女子高校生(めろんちゃん)役: 言ってもそんなに変わらないよ 女子高校生役: かぶらないと致死率は3倍になります 女子高校生役: こわいね めろんちゃん役: えっ、かぶらなきゃ 女子高校生役: 今はかわいい色や形も出ていますよ
また、警察らしい課題も与えられていました。 袋井署・杉山大輔 署長: いま世の中には闇バイトの事件が起きています。自分ならどう止めるか、どう表現するか一言でいいのでそれぞれ演じてみてください オーディション参加者: 闇バイトダメ絶対! オーディション参加者(警察官): 闇バイトなんかやったら絶対だめだよ オーディション参加者: 始まってすごくかんでドキドキでしたけど、明るさを生かせたと思います オーディション参加者(警察官): 警察官という仕事なので普段声優に関わることはなかったんですけど、こういう形で広報できる機会は良かったと感じています
袋井警察署・稲葉龍 交通課長: (オーディションに)受かった方々が声優を演じていただいて、ヘルメットの安全について広めていただくことで、「この人が出ているなら私たちもかぶらないといけない。私も賛同してヘルメットをかぶらないといけない」という思いを、今回のオーディションを通して感じていただければヘルメットをかぶる人が広がっていく このアニメーションは専門学校生がボランティアで制作し、2025年2月に完成する予定です。 また、オーディションの参加者には声優のほか、啓発活動などに協力してもらう予定とのことです。
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