<速報>ヤクルトが連敗を10でストップ。交流戦12試合目にして初勝利!
セ・パ交流戦のロッテーヤクルト3回戦が11日、ZOZOマリンで行われ、ヤクルトが初回に7得点のビッグイニングを作るなど12安打で9得点を奪い9-6でロッテを下し連敗を10でストップさせた。ヤクルトは、5月28日の中日戦以来の白星で交流戦初勝利。 ヤクルトは、1番だった山田を3番に置き、坂口を1番に入れ、4番に元ロッテの大松を抜擢するなど大胆に打線を改造。これがズバリ的中した。初回にロッテ先発の佐々木の立ち上がりを攻めて、坂口、上田の連続3塁打で1点を先制すると、山田はボール球を強引にセンターフェンス直撃のタイムリー二塁打として追加点。さらに2つの四球が絡む打者一巡の猛攻撃を仕掛けて、2番の上田は、1イニング中の珍しい連続タイムリーで、3打点。この回、一気に7点を奪い、連敗で沈んでいたチームに勢いをつけた。 ヤクルトは、3回にも二死二塁から坂口のレフト前タイムリーで1点を追加した。 投げては、先発のブキャナンがロッテ打線を6回まで3安打無失点の好投。7回に連打から鈴木の犠飛、ダフィーのタイムリーなどで2点を献上したが、8回にも無死満塁から上田の犠飛で9-2と、さらにリードを広げた。2番手のルーキが8回に自滅パターンで崩れて2失点。久古から秋吉へと細かくつないだが、ダフィー、大嶺に連続タイムリーを浴びさらに2失点したが、回跨ぎで9回もマウンドにあがった秋吉がなんとか3点のリードを守りきり、交流戦12試合目にして、ようやく初勝利をマークした。 試合後、ベンチ裏の通路で報道陣に囲まれた真中監督は、「報道陣が多いですね。まだひとつ勝っただけなのに」と、複雑な表情。それでも打線がつながった1回のビッグイニングを振り返って「みんながつないで、後ろへの意識をもってしっかりと攻めてくれた。いろんなことを試す中で、まだひとつ勝てただけ。連敗を振り返る時期じゃない。ここからもっとより良い形を試していきたい。どんな試合であろうとファンの方々は応援してくれている。その期待を裏切らないようにやっていきたい」と、神宮球場で戦える楽天、日ハムとの交流戦最後の6連戦での巻き返しを誓っていた。