「オバ見え」しないコーデをプロが実演、“おしゃれ迷子”50代女性にも小顔・脚長効果
最近、「何を着たらいいのかわからない」とか、「気づいたらモノトーンコーデばかり……」といったお悩み、ありませんか? それ、50代特有の“おしゃれ迷子”かも。 【写真】こんなに違う!脚長効果やスタイルアップも「オバ見え」する/しないコーデ
素材や色、サイズ感で“オバ見え”を回避!
「50代になると体形の変化に加え、女性ホルモンの減少で顔立ちが中性的になっていくので、それまで着ていた洋服が似合わなくなります。 例えば、昔、着ていたラブリーなものが似合わなくなるのは、顔の女性らしさが薄れ、洋服とのギャップが広がるため違和感が出るんです」 そう話すのは、パーソナルカラーと骨格診断をもとにしたファッションアドバイスに定評のある“おしゃれ迷子”専門スタイリスト、和田明子さん。確かに年を重ねるにつれ、今までよく着ていた洋服がしっくりこない、と感じることが増えるが――。 「特に、ベージュやグレー、黒といった地味めの色合いは、オトナ女子が着ると老けて見える原因になりがち。日本人は目立つのが苦手な国民性のためか、モノトーンコーデの方が多い印象ですが、若々しく着るには、かなりのテクニックが必要な“上級者向け”なんです」 そこで簡単に若見えするテクニックが、トップに1色、カラーを取り入れること。 「いわゆる“レフ板効果”があって、青み系なら透明感がアップし、黄み系なら血色がよく見えるように。顔のすぐ下が最も効果的です」 身体の肉感や脚の長さなど自分の気になるパーツをカバーするため、柄ものを取り入れるのも手だ。 「柄が1か所入ると、視線がそちらに向き、無地だけよりボディラインをごまかせますし、コーデのポイントになっておしゃれ感もアップします。洋服に取り入れるのは抵抗があるという人は、バッグや靴を柄入りにしてみて」 それでもしっくりこないときにはアクセサリーなどの小物を足したり、太って見えるときにはジレ(ベスト)を羽織り、縦のラインをつくると細見えが可能だ。
また、顔色がくすんでいるときは白をプラスしてみて。 「大人になると白の重要度は増します。重ね着で首元から白をチラ見せすると、明るさに加え、清潔感も出ますよ」 50代のアイテム選びには、外せないルールが。 「色はコーラルピンクや黄色、ターコイズ、パステルカラーなどは、フレッシュ感が出ておすすめです。サイズは程よくゆとりのあるもの、素材はハリと厚みのあるものがベスト。 年齢的に多くの方がこめかみや頬の肉がそげ、骨っぽい“男顔化”するため、甘めのテイストよりマニッシュな服が似合ってきます」 若々しくおしゃれに見せるには、洋服以上に髪とメイクに気を配ってほしいという。 「黒染めの髪やナチュラルすぎるメイク、トップにボリュームのない髪形も老け見えの原因に。普段から全身鏡で見たり、スマホで全身を撮影したり、自分を客観的に見る習慣も大事にしましょう」