クラウドストレージを「安全に使用」するためのTIPS10選
7. クラウドに保存したデータのバックアップをとる
多くの人が、データのバックアップ先としてクラウドストレージを便利に利用しています。アップロード後は大抵、ストレージドライブの容量を空けるためにそのデータを削除します。 デバイス上のストレージ容量をやりくりする賢い方法ではありますが、それがもっとも安全な方法とはいえません。 データのコピーを必ず物理的なストレージドライブにも保存し、何らかの理由でクラウドストレージサービスにアクセスできなくなった場合に備えましょう。
8. 連携しているアプリを見直す
自動バックアップを設定したり、ほかのウェブサービスとの統合機能を利用したりするために、さまざまなアプリにクラウドストレージアカウントへのアクセス許可を与えてしまう場合があります。 アクセス許可を与えることで生じるリスクを軽減するために、アプリに与えているクラウドストレージサービスへのアクセス許可を定期的に見直し、無効にするべきです。
9. クラウドストレージにアクセスできるデバイスを管理する
どこからでもファイルにアクセスできる便利さは、同時にセキュリティ上のリスクももたらします。 共有コンピューター上でクラウドストレージからログアウトするのを忘れた、あるいは、クラウドストレージに接続していたデバイスを紛失した場合には、悲惨な事態になりかねません。 アカウントへの不正アクセスを防止するためには、クラウドストレージのアカウントに接続しているデバイスの管理を徹底し、安全上のリスクがあると思われる場合は接続を切っておきましょう。
10. クラウドストレージサービスのポリシーに目を通す
どれだけ人気の高いクラウドストレージのプロバイダーであろうと、サービスのポリシーにはしっかりと目を通しておく必要があります。 大変な作業かもしれませんが、そのクラウドストレージサービスがどのように機能し、ユーザーのデータを保存し、個人情報を収集しているかがわかれば安心できるはずです。 サービスが正式に定めているポリシーは、以下の点に注意を払って読みましょう。 ログインしなくなってから、どのくらいの期間アカウントが維持されるのか。 どのようなファイルが保存を許可または制限されるのか。 保存されるファイルに関して、どのようなデータが収集されるのか。 アカウントの停止を申し込んだあと、どのくらいの期間データが残っているのか。 サブスクリプションの有効期限が切れた場合、保存していたファイルはどうなるのか。