クラウドストレージを「安全に使用」するためのTIPS10選
3. 重要な情報は保存しない
クラウドストレージは、データをバックアップしてどこからでもアクセスできる便利な手段。 とはいえ、万が一の不正アクセスに備えて、本当に重要な情報はアップロードすべきではありません。重大な情報を守るには、物理的なストレージドライブに保存するほうが安全です。
4. データを暗号化してからアップロードする
不正アクセスを防ぐために、ファイルを暗号化してからストレージサービスにアップロードするといいでしょう。 「Cryptomator」や「VeraCrypt」などのツールを使い、ファイルをローカルで暗号化したら、必要に応じてストレージサービスにアップロードしてください。 ファイルを暗号化しておけば、クラウドストレージのプロバイダーでさえも、マスターパスワード(または復号鍵)がないと、ファイルにアクセスできません。 万が一データが流出しても、ファイルが暗号化されているので中身は保護されます。
5. 暗号化機能を備えたサービスを選ぶ
最高水準の安全性を誇るクラウドストレージサービスのなかには、ファイルの暗号化をデフォルトで提供しているところがあります。その場合は、ローカルで暗号化する必要はありません。 ただし、暗号化機能を備えたオンラインのストレージサービスは、料金が高めのところが大半です。 コストを最低限に抑えられる方法ではありませんが、使い勝手の良さと暗号化を望むなら、暗号化機能を備えたサービスを検討しましょう。
6. 共有ファイルを細かく管理する
フォルダやファイルを共有する際は大抵、相手のメールアドレスを使って共有リンクやアクセス許可を送ります。 メール経由で共有した場合は、(共有相手のセキュリティが侵害されていない限り)あとから不正アクセスされる心配はないはず。とはいえ、ファイルやフォルダの共有リンクを送ったら、あとでそのリンクを無効化したほうがいいでしょう。 無効化しておかないと、悪意のある何者かがたまたま共有リンクを入手し、決まった相手にのみ共有したはずのファイルが易々とダウンロードされてしまう可能性があるからです。 どのクラウドストレージサービスでも、共有したファイルやリンクを管理できる手段が提供されているので、こまめに管理しましょう。