本コースと同じ芝から打てる練習場⁉ ツアー会場さながらのドライビングレンジで練習すればミスの傾向をつかみやすい!
スタート前の練習は絶好調だったのにラウンドでミスが連発……。そんな“ゴルファーあるある”の要因のひとつが、練習とプレーの環境の違い。ゴルフ場のドライビングレンジの多くはマットから打つスタイルで、クラブのソールが滑るためダフリなどが出ても、それなりにボールが飛ぶ。結果的にミスを把握しにくいため、調子が良いかも……と勘違いした状態でプレーに入り、痛い目に遭うことも多い。 景観のいいリゾートコースはテンション上がるね! 標高1,150メートルのコース写真は圧巻 朝の練習は“当日のショットの状態を把握して調整すること”が目的なので、可能な限りラウンド時に近い状況で行うのが理想的。ショットであれば芝から打つ、パターなら本グリーンと同じコロがり・速さの練習グリーンで、感触を確かめるのがスコアメイクにつながる。 そこで今回は、これらの条件を満たした練習施設を持つ小淵沢カントリークラブのグリーンキーパー、北原喜代志さんに話を聞いてみた。 「当ゴルフ場のドライビングレンジは、元々1番ホールだった場所で、景観を残したまま使用しています。そのため、ネットもないですし打席に立った時の印象は本コースさながらです。ラウンド時と同じ芝でショット練習ができて、イメージトレーニングもしやすいと思います。さらに、練習グリーンも本番のパッティングで違和感を覚えないように、本グリーンと同じ仕上がりになるように常にコンディションを整えています」 マットではダフっても上手く打てている錯覚に陥りがちだが、その点、芝からはクリーンに当たっているかなど、当日の調子を把握しやすい。また、硬いマットは足に余分な力が入りがちで、力みにつながることもあるが、柔らかい芝では足がスムーズに動きやすく、蹴る力を効果的に使えるだろう。 コースと同等の練習環境が整っているのは、ゴルファーにとってメリットしかない。まさにツアープロ気分でプレーできる。 【練習グリーンと本グリーンの仕上がりを揃えるには?】 ■土壌のpH値などをチェックしながら通年良い芝の状態をキープ 水分、酸素、栄養分の補給に加え、土壌のpH値(6.5が適正)もチェックし、本グリーンだけでなく練習グリーンも良い状態を維持している。 ■常に同じコロがりや速さになるように刈高や硬さなどを調整 本グリーンと練習グリーンでコロがりに差が出ないよう、刈高や硬さなどを緻密に調整。常に同じコンディションになるようにメンテナンスされているため、プレー時に違和感が出にくいのも魅力。 ◇ ◇ ◇ 一枚であったかい優秀トップス!→関連記事【石川遼が「冬ゴルフは毎日これを着ちゃうかも!」と大絶賛! 試合でも2日連続で着用したウェアとは?】をチェック!