石川遼ら6人に可能性…賞金王になったらマスターズに行けるのか? 国内男子ツアーの世界的評価は下落
【日本シリーズJTカップ】第1日 男子ゴルフの最終戦、日本シリーズJTカップで今季の賞金王が決まる。 【写真】松山英樹が大乱調…イライラ絶頂で取材拒否、直行した練習場でもクラブ叩きつける 優勝賞金が4000万円と高額なので、可能性があるのは以下の6人。 1位 平田憲聖(24) 2位 金谷拓実(26) 3位 今平周吾(32) 4位 岩田寛(43) 5位 木下稜介(33) 6位 石川遼(33) この中で、初日の最高位はイーブンパー12位の岩田と木下。賞金ランク1位の平田は2オーバー19位と出遅れた。 トップに立ったのは5アンダーの中島啓太(24)だ。 賞金レースで首位に立つ平田(1億1244万879円)が優勝しても、今季の獲得総額は約1億5244万円。女子1位の竹田麗央(21)が稼いだ2億6573万円には遠く及ばないが、賞金王を狙う6人にとって気になるのは、金額よりあの「大魚」だろう。 「大魚」とは、マスターズのことだ。日本ツアーの賞金王は、必ず翌年のマスターズに招待されるという決まりはないが、世界ランク50位に入っていなくても、ほとんどの選手には「切符」が届いている。 ある大会に関わっていたOBが言う。 「確かに日本ツアーの賞金王が必ずマスターズに招待されるわけではない。古くは1984年の前田新作がそうだし、2014年の小田孔明にも声がかからなかった。それでも日本の賞金王が優遇されるのは、マスターズを50年以上もテレビ放映しているTBSとの関係も大きい。世界的には評価は下がっているものの、日本ツアーはアジア諸国の中では確固たる地位を築いている。賞金王でもない石川遼を招待したときも、アジアのゴルフ界を意識していたし、それは今も変わらないでしょう。今年の賞金王も招待されると思います」 賞金王になれば夢の舞台が待っている──。 ◇ ◇ ◇ 国内男子ツアーは世界的な評価だけではなく、人気低迷ぶりも悲惨の一言に尽きる。日程は虫食い状態で録画放送がはびこり、コースは低レベル。なぜこんな事態に陥ったのか。いったい誰が「元凶」なのか。 ●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。