岸和田市長を性被害で訴えた女性「もう一人来るから待っててと言われ…」市長以外の「第三者」からの性被害も女性は訴えていた
■「モラルとして秘匿し続けるべきだと思います」と市長
しかし、市長は取材に対して…。 岸和田市 永野耕平市長 11月28日:性加害という事実はございません。僕は自分に非があるとは思っていません。 自分に非はなく、訴訟の内容についてはこれまでの経緯から明らかにすべきではないと主張。 しかし、和解内容についての口外を禁止する条項は裁判所の判断によってつけられていない。 また不貞行為についても…。 (Qこれまで不貞行為をしたことはありますか?不倫関係だったことはありますか?) 岸和田市 永野耕平市長 11月28日:ないです。 はっきりと否定した。 12月2日の会見では記者から、「“市長”という立場だからこそ社会性があり説明する責任があるのでは?」と伝えられると…。 岸和田市 永野耕平市長 12月2日:だからこういう風に対応させてもらっています。秘匿している内容で、裁判として秘匿してきた内容を秘匿し続けているだけですから、僕は。モラルとして秘匿し続けるべきだと思います。「秘匿」という姿勢を貫き続ける市長。
■「もう一人来るから待ってて」「『またしてください』と言わされた」
一方、市長側、女性側双方の取材を進めると、裁判の中で当事者同士が争った「事案の詳細」が明らかになってきた。 原告女性:シャワーのあと、ベッドに横にならされて布団をかぶされた。耳にかける薄いもので目隠しされた。誰かが部屋に入ってくるのが分かったので『いやや』と言った。 代理人弁護士:その人と性行為をさせられた後、被告から何か言われましたか? 原告女性:もう一人来るから待ってて」と言われた。 代理人弁護士:あなたは何か言わされましたか? 原告女性:『またしてください』と言わされた」 市長だけでなく「第三者」からの性被害を訴えた女性側。 この日の裁判を傍聴したジャーナリストは…。 裁判を傍聴したジャーナリスト:声がところどころ震えていたり、声が細くなったりする場面があって。市長は自分との性行為については同意がある行為だったし、交際関係だったというふうに言っていたけど、第三者からの加害行為については、『絶対にない』と強く否認していて、『心外です』というふうに繰り返していた。 3日、市長に直接この件を問うと…。 岸和田市 永野耕平市長:内容については答えられないですけど、そんなこともしあったらひどいですね。 (Qここまではそうだけど、ここは違うという点は?) 岸和田市 永野耕平市長:ここは違うとか、そうやとかいう話は僕の方からはしませんが、今聞いたような話はおぞましい。それは、おぞましいなと今思いますし、そんな内容について聞くのも嫌ですよね。
【関連記事】
- 『お前も俺の女だ』と性交『公にすれば死ぬ』と脅し 部下の女性検察官に性的暴行加えた罪 元検察トップが初公判で起訴内容認め謝罪
- 「帝王」が去ったグリ下は「暴力と酒とクスリでいっぱい」 パジャマで判決を聞く「帝王」中学生3人に性的暴行の罪で懲役7年「性欲のおもむくまま。精神的、身体的被害甚大」
- 「坊主に逆らうと地獄に落ちる」と脅し 寺で繰り返された性暴力 尼僧は男性僧侶らの“僧籍はく奪”求めたが、調査役に僧侶らと親しい人物 天台宗に『外部調査』求める
- 『性行為強要』訴えられた岸和田市長「和解金500万」支払うが「自分に非はない」女性は「今も悔しい」
- 寺で繰り返された性的暴行 「坊主に逆らうと地獄に落ちる」と脅され 尼僧が涙の訴え 髪を毎晩そられて…