「服を捨てられない…」読者のリアルなクローゼット悩みを昼田祥子さんが解決!
捨てられない、スタイルを確立したい… LEE100人隊の“クローゼット悩み”を昼田さんが解決!
クローゼットはパンパン。処分をしてもまた増える…。でも服が大好き! LEE100人隊のお悩みを昼田さんに聞いてもらいました。 さて、昼田さんの見解はいかに?
質問したのは?
●No.042 くみさん 服捨てに何度も失敗。憧れはスタイルのある人 夫、長女7歳、長男4歳。もともとアパレルショップで接客をしていて、現在は家事と育児に専念。美容やファッション情報に詳しい。
●TB MOGIさん 8年前から服が増え、閉まらない引き出しも 夫、長男8歳、長女4歳。リモートワークを中心にフルタイムで働きながら、休日は旅やパン屋やカフェ巡りなども大好きな行動派。
肩紐がズレる服のストレスがなくなったら、誰かに少しやさしくなれるはずです──Sachiko hiruta
昼田 今日はよろしくお願いします。早速ですが、まずお二人のクローゼットは今、どんな状況ですか? MOGI うちはもう、すごいことになっていて、トップスとボトムスが乱雑に掛かっていて、そこにバッグもぎゅっと詰め込んでいます。チェストもあるのですが、開かない引き出しと、開きっぱなしの引き出しが…。 昼田 それはいつ頃から? MOGI 今の家に住み始めた8年前から徐々に。隙間に押し込んで服を戻すので、状況は悪化するばかりで。 昼田 なるほど~。くみさんは? くみ これまで何度も服捨てにトライをしてきたんですが、結局失敗してまた増えて、の繰り返しです。服が好きで買うことをやめられなくて。気がついたら買って、なんでこれ買ったんだっけ? と着ていない服もあります。 昼田 お二人はそのクローゼットに対して、どう思ってます? 「楽しい」でも、「もういやだ」でも、どっちでもいいの。自分で選べるんです。 MOGI 何年も「なんとかしたい」とは思っているけれど、相当な労力がかかるなと、目を背けています。 くみ モヤモヤしてます。ずっと自分のスタイルを探し続けているんですけど、常に迷いがあって。整理をしてはまた新しい服を買って、また根付かなくて。これでいいのかなって。 昼田 お二人の気持ちが痛いほどわかります。クローゼットは、毎日必ず見る場所。だからこそ心理的に与える影響はとても大きいの。この場所をどうしたいかは自分次第。自分の人生をどうしたいかと同じなんです! MOGI そうかぁ。でもなぁ~。 昼田 別の切り口で質問。余力があったらどんな生活がしたいです? MOGI いつも人を招ける家にして、プライベートを充実させたいです。 昼田 ではまず、クローゼットから片づけて! と言われたら? MOGI 正直、げんなり…(笑)。 昼田 片づけは大変で面倒と感じますよね、でも、理想の暮らしに近づく第一歩。大きいジャンプではなくて、今日は2枚だけ間引いてみるとか、小さな一歩で十分です。MOGIさんにとって、心地いい服って? MOGI う~ん、心地いい服? 昼田 この定義を自分で探すんです。袖がもたもたして食事がしづらいとか、肌触りがチクチクするとか。心地のよくない服から手放すんです。 MOGI 肩紐がずり落ちてイライラする服、ありますね。でもデザインが好きだから、我慢すればいいって。 昼田 それは自分に対して嫌がらせをしているのと同じ。服は自分を大事にするための道具ですから。ストレスのない服で1日いたら、周りにもやさしくできたり、少しずつ見える景色が変わっていきますよ。 MOGI イライラが多いのはそのせいかも。心地いい服探し、してみます。 昼田 くみさんの、心地いい服は? くみ 私はシーズンごとに、パンツはこれを買ったから、スカートも、ワンピースもって。いろんな格好をすることをやめられなくて。どの服が心地いいのか、何が自分のスタイルなのか、それが見つけられずに一生が終わるのかなって、不安になります。 昼田 くみさんはおしゃれな人なんですよ。コーディネートを考えるのも苦じゃないから、もっと服を欲しくなる。これは才能です。その力があり余っている感じがするの。人のコーディネートを考えることを仕事にするとか、この能力を別の形で発揮すると、クローゼットも変わっていくはず。