馬場咲希の14本を直撃! 「曲げないためにディープヘッドからシャロ―の『B3 MAX』に替えました」
今季は米下部のエプソン・ツアーに参戦していた馬場咲希。彼女のセッティングを撮影すると、面白いギアを発見。その詳細をレポートしたい。 馬場の14本全部見せます アイアンの打痕がすご過ぎた【写真】 ドライバーは『B3 MAX』(9.5度)を採用。今までは低スピンで飛ぶディープフェースの『B1リミテッド』を採用していたが、どうして新たなモデルに変更したのか? 「ディープフェース形状の『B1リミテッド』は、スピン量が元々少なくて飛距離が出ていたんですが、ちょっと打点が外れるとスピン量が少なくて曲がりが気になって……。スピン量を増やそうとしてシャロー形状の『B3 MAX』に換えました。シャフトは『VENTUS BLACK 6S』から替えていません」 『B3 MAX』はより重心が深く、高弾道で飛びやすいモデル。最適スピン量で飛ぶため、方向性も安定したのだろう。 『VENTUS BLACK 6S』は、「初めて使ってみたときにボールが強く飛ぶようになって使いました」と馬場。元調子モデルで、思い切り叩きに行けるシャフトが、馬場に合ったようだ。 渡米前は『B1 HY』の3Uと4番アイアンが入っていたが、3・5Uによりやさしい『B2 HY』(18・25度)に換えている。 「より球が上がるUTに換えました。番手間の距離が安定していなかったので、新UTを試したらちゃんと飛ぶようになりました。米国ではどこに行っても乾いたグリーンが多かったので、球が滑ってしまうことがあったんです。UTで上から落とす球が良かった」 4番アイアンだと米国の硬いグリーンでは止まらないことが多かったという。馬場ほどのパワーヒッターでも対応が難しいのだろう。 アイアンは、軟鉄鍛造モデルの『201CB』を使い続けている。ダウンブローだと芯でとらえやすく、最適スピンで打てるハーフキャビティアイアンだ。シャフトは『N.S.PRO モーダス3 ツアー105S』を採用している。 「アイアンヘッドはすごい抜けが良くて、それに打感も柔らかいので、気に入っています。シャフトは、いろいろ試して『N.S.PRO モーダス3 ツアー105S』になりました。重さを気に入っています」 12月には米ツアーの最終予選会に挑む馬場。今季変化したセッティングを武器に、来年の米ツアー出場権をつかめるのか注目したい。 【馬場咲希のクラブセッティング】 1W:ブリヂストン B3 MAX(9.5度/VENTUS BLACK 6S) 3W:ブリヂストン TOUR B XD-F プロト(15度) 3・5U:ブリヂストン B2 HY(18・25度/TR HYBRID 85S) 5I~PW:ブリヂストン 201CB(N.S.PRO モーダス3 ツアー105S) 50・54・58度:ブリヂストン TOUR B BRM2(N.S.PRO モーダス3 ツアー105S) PT:オデッセイ ホワイト・アイス iX #9 BALL:ブリヂストン TOUR B X ◇ ◇ ◇ 今季3勝の川崎春花の14本を激写。関連記事【今季3勝・川崎春花の1Wは2020年モデル! 「振った方が曲がらないから手放せない」】を読めば、その強さの秘密が分かります!