いよいよ到来F1 2024年シーズン。レギュレーション変更点やカレンダー、ドライバー……開幕前に知っておきたい6つのこと
4. F1プレシーズンテストはどこで行なわれる?
2024年シーズン開幕から1週間前の2月21日から、プレシーズンテストがバーレーンで開始される。2024年のプレシーズンテストは計3日間の日程だ。 またFIAは、2024年のプレシーズンテストが3日とも午前10時から午後7時まで実施されることを明かした。午後7時30分まで行なわれていた2023年から多少セッション時間が削減されることとなった。
5. 2024年のF1レギュレーション変更点は?
FIAは2024年シーズンに向けて、旧車テスト(TPC)に関するレギュレーションを一部変更し、走行するマシンで使用するコンポーネントは実際にレース週末で過去に使用されたモノでなければならないと規定した。 F1スポーティングレギュレーションの第10.2条 C)が改訂され、以下のように記載された。 「車両は、選手権シーズンの少なくとも1回のイベントもしくは現行車両テスト(TCC)で使用された仕様のコンポーネントとソフトウェアのみを使用する必要がある」 このレギュレーション変更により、チームは古いマシンに新しいコンポーネントを装着してTPCを実施することができなくなる。 なお、フィルミングデーで各チームに許された走行距離はこれまで100kmに制限されていたが、2024年は合計200kmを走ることができる。
6. F1スプリントに変更はある?
F1では2024年シーズンに向けて、F1スプリントのフォーマット変更を行なう方向で話し合いがされている。週末のタイムテーブルが全面的に見直されるか、リバースグリッド方式が導入される可能性があるようだ。 6回のF1スプリントが開催された2023年シーズンを前にも、フォーマットにいくつかの変更が行なわれ、土曜日にスプリントイベントが集約されることとなった。ただ、これによって決勝レースに向けた週末の流れが分断され、決勝用の予選が行なわれる金曜日午後の時点からパルクフェルメルールが適用されることとなった。 F1とチームの間での話し合いの中では、決勝用の予選を土曜日午後に戻し、その午前中にF1スプリントを行ない、スプリントのグリッドを決めるスプリント・シュートアウトはFP1に続く金曜日の午後に実施するという案も出ている。改善案では、F1スプリントの後に一度パルクフェルメルールが解かれ、決勝用の予選を前に必要な変更をマシンに加えることができるようになるようだ。 変更においてチームやチーム代表の支持は得られているものの、合意には至っておらず、FIAとのさらなる話し合いが進められている。
Rebecca Braybrook