コスメの使用期限を守らないとどうなる!? ヘアメイクが教えるいまさら聞けないメイクのギモン
メイク歴も10年を軽く超え、もはやメイクはお手の物!と言いたいバイラ世代ですが、「同じリップをもう何年も使っているけど大丈夫?」「コスメの手放しどきって?」と誰にも聞けないままの小さな疑問も多いのでは? そこで、プロのヘアメイクアップアーティストさんに実は気になるメイクツールのアレコレを直撃取材! 今回は、コスメの使用期限ついてお話を伺います。 【画像】いまさら聞けないメイクのギモン
BAILA読者の疑問&お悩み|ボロボロになったこのコスメ、まだ使っていて大丈夫?
「コスメの消費期限ってありますよね?」(IT/32歳) 「いつ買ったか思い出せないコスメ、これってもう捨てた方がいい?」(事務職/29歳) 「一度使ったら1年、未開封で3年と聞きますが、実際のところどうなの?」(スーパーバイラーズ/26歳) みなさん、コスメの使用期限について不安を抱えている様子。「これってまだ使っても大丈夫?」はコスメ棚やポーチを整理したときのあるあるな疑問ですよね。 ◇教えてくれるのは ヘアメイクアップアーティスト 小澤桜さん ヘアサロンでの勤務を経て、ヘアメイクアップアーティスト長井かおり氏に師事後独立。分かりやすく真似しやすいメイクメソッドを武器に、数々のメディアで活躍中。韓国コスメ事情も網羅し、トレンドの発信役も担う。
Q.メイクアップコスメにも使用期限ってありますよね?
A.もちろんあります。リップは表面に汗をかくようになったら要注意! 「お気に入りのコスメほど、手放したくない気持ちが芽生えると思いますが、コスメにもいわゆる使用期限があるんです。一般的に一度使ったコスメの期限は1年未満とされていますが、使用頻度や保管状況にもよっても異なります。しかし衛生面とトレンドの観点から、時には思い切って処分することも大切です」(小澤さん、以下同) 「リップは、表面に汗をかくようになったら要注意。成分が変質し出したサインです。アイシャドウやファンデーションは、肌にのせた時に違和感を感じたら黄色信号。マスカラはツーンとしたニオイが出たらお別れ時です。やはりコスメは肌に直接つけるものなので、衛生状態のチェックにも注意を払ってください」 「特に、保存料を使用していないナチュラルコスメは、書かれている使用期限を厳守することが鉄則。期限を超えると品質の急な劣化の心配が。使用期限が明記されていないコスメは、“見て触って嗅いで“の日々のチェックが大切です」 「とはいえ、大事にしてきたコスメを手放すのは寂しいものですよね。アイテムによっては使用期限の範囲内での話にはなりますが、コンディションを保つ方法もあります。表面が硬くなってしまったアイシャドウは、セロテープで表面のクリーンアップをすることができます。リップは先端をカッターで削り落としたり、プラスチックのチップタイプであれば、チップをティッシュでこまめに拭き取ったりすることも大切です」 「どんなに大切にしても、コスメは消耗品。品質が劣化していたり発色が芳しくなかったりするコスメは、パフォーマンスも低下していますし、肌荒れや炎症の原因にもなってしまいます。時には思い切って処分に踏み出す勇気も持ってくださいね。トレンドもめぐり、どんどん新しいコスメが登場。新しいコスメとの出会いがきっと待っています!」 使い慣れたコスメとのお別れはやはり寂しいものですが、コスメの天寿を考えたら手放すことも大事ですよね。長く使えるように日々のお手入れをしつつ、メイクを楽しんでいきましょう! 撮影/柳 香穂 取材・文/三上六花