補正など可決、血液請願採択 奄美市議会最終本会議 紬議会で閉会 鹿児島県
鹿児島県奄美市議会は24日、12月定例会最終本会議を開いた。各常任委員会に付託していた2024年度一般会計補正予算(第8号)や各特別会計、工事請負契約など議案29議案を原案可決した。「奄美市血液供給体制に関する請願」が採択され、同意見書提出の発議が可決された。 一般会計補正予算は、歳入歳出それぞれ11億9811万4千円を追加し、総額は341億3870万2千円とした。9月の台風13号により被害があった、林道朝戸線や小湊漁港の災害復旧に2億5131万7千円、10月の豪雨により被害があった市道三太郎線の災害復旧に2500万円、居宅介護などの増加に伴う介護給付等事業費3億5331万2千円、就労継続支援B型などの増加に伴う障がい児給付等事業費に1億2897万9千円などが盛り込まれた。 奄美市斎場大規模改修工事請負契約は、伊藤・吉田特定建設工事共同企業体(代表者、伊藤建設㈱伊藤誠代表取締役・奄美市名瀬塩浜町)と1億6830万円、奄美市斎場火葬炉入替工事請負契約は、㈱宮本工業所(代表者、宮本芳樹代表取締役・富山県富山市)と2億1384万円で可決した。 12月定例会は、1977年から地場産業の振興・PRとして大島紬を着用して議会に臨む、恒例の「紬議会」。議員や安田壮平市長をはじめ、幹部職員全員が本場奄美大島紬姿で出席した。