「ミサイル飛来」児童さっと机の下に 南砺・井波小で訓練
弾道ミサイルの飛来を想定した避難訓練は14日、南砺市井波小で行われた。サイレンが校内放送で流され、児童約300人が机の下に潜り込んだり、窓のない廊下に座ったりして身を守り、緊急時への備えを確かめた。 訓練は国、県、市が主催し、他国から弾道ミサイルが発射され、日本に飛来する可能性があると想定した。午前10時20分、全国瞬時警報システム(Jアラート)と同じ音声とサイレンが流された。 教室にいた児童は、窓から離れた場所に机を集めて下に潜り込み、手で頭を覆った。グラウンドに出ていた児童は校舎に戻って窓のない廊下の隅などで頭を守り、無言のまま姿勢を保った。 午前10時25分、ミサイル通過が伝えられ、緊張の面持ちだった児童がホッとした顔を見せた。グラウンドから校舎に駆け込んだ6年生の磯辺知花さん(11)は「アラームが鳴って驚いた。どこで身を守ればいいかと考え、用具室に入った」と話した。 ミサイルを想定した訓練は2017年に高岡市、22年に魚津市、23年に富山市で行われ、今回で4回目となった。南砺市が学校に呼び掛け、井波小が希望した。