「両方の鼻から血でてるよ!」16歳で輸血100回と抗がん剤 “急性リンパ性白血病” 克服の友寄蓮さんが語る “いのちの贈り物” 10万人に1人が発症
10万人に1人といわれる “急性リンパ性白血病” を高校生で発症したタレントの友寄蓮さんが5日、富山の高校生を前に講演しました。友寄さんは1年4か月間にわたる抗がん剤治療と100回の輸血で回復した経緯から、 “いのちの贈り物” である献血の重要性について訴えました。 【写真を見る】「両方の鼻から血でてるよ!」16歳で輸血100回と抗がん剤 “急性リンパ性白血病” 克服の友寄蓮さんが語る “いのちの贈り物” 10万人に1人が発症 タレント 友寄蓮さん 「私は16歳のときに急性リンパ性白血病と診断をされ、卒業までの1年4か月間、闘病生活を送りました。そしてタレント業をしながら、今は子育てに奮闘中です」 「闘病中は100回以上の輸血に救われました。この中で献血を行ったことある人いますか?きょうは献血したことがないという方の背中を押せる一歩になると嬉しいです」 東京都出身のタレント、友寄蓮さん29歳。中学生から化粧品のモデルや舞台などを中心に活躍し、現在はタレント業をしながら1児の母として育児にも奮闘中です。 そんな友寄さんの体に異変が起きたのは高校2年生の秋でした。 タレント 友寄蓮さん 「発覚の2か月前くらいから、かぜのような症状が続いていました。咳が止まらなく、頭痛や息切れ、授業中も気を失うように寝てしまうような状況で、病院を受診したところ、かぜと診断されました。別の複数の病院に行ったのですが、やはりかぜと言われるだけ。毎日這うようにして通学していたことを覚えています」 ■これまでの不調は “極度の貧血” からだった 体調が悪い中、学校生活と芸能の仕事をこなす日々を送っていたある日、母親が友寄さんの脚に触れただけでアザができたのです。もともとアザがつきやすい体でしたが、改めて見ると脚の至る所にアザが増えていました。 次の日。ドラマの撮影中に鼻血が止まらなくなりました。 タレント 友寄蓮さん 「両方の鼻から鼻血でてるよ!とスタッフから指摘されました。このときの鼻血はいつもと違って、水っぽいようなサラサラとした感覚でした。30分以上も止まらず、ついに起き上がれなくなり、その日は撮影途中で病院へ行きました」
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