【元公務員が教える】公務員のボーナスは平均いくら?民間企業と比較してみた!夏のボーナスも定額減税の対象に
6月といえば、夏のボーナスが支給される時期です。 旅行や外食に出かけたり、自分の趣味に使ったりと、人によっていろいろな使い道を考えているのではないでしょうか。 【写真8枚】国家公務員のボーナス平均額は?民間企業のボーナスは業種ごと差が?一覧表でサクッとチェック 公務員も「期末手当・勤勉手当」という名称で、民間企業と同様に夏のボーナスを受け取ります。 「安定した給与の公務員は、ボーナスも高そう」というイメージを抱いている人もいるでしょう。 この記事では、公務員のボーナスの平均額や手取り金額について紹介します。 後半では、6月からスタートした定額減税とボーナスとの関連性についても解説します。 ぜひご覧ください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
公務員のボーナスはいつ支給?
公務員は、民間企業と同様に夏・冬の2回ボーナスが支給されます。 国家公務員の場合は「人事院規則九―四〇(期末手当及び勤勉手当)」によって支給日が以下のとおり定められています。 夏のボーナスは6月30日、冬のボーナスは12月10日の支給です。 該当の日が土日祝日にあたる場合は、その前の平日に支給されます。 一方、地方公務員は自治体ごとに支給日が異なります。 地方自治体の給与や賞与については条例によって支給日が決められているためです。 ただし、上記の人事院規則にならって、夏のボーナスは6月、冬のボーナスは12月に支給する自治体が多いようです。 民間企業の場合、ボーナスの支給日は会社ごとに異なります。 夏のボーナスは6月~7月に、冬のボーナスは12月中に支給されるのが一般的です。
公務員のボーナスの平均額はいくらか
内閣官房の発表によれば、主に行政職を担う一般職国家公務員の2023年度ボーナス平均額は、以下のとおりでした。 ・6月:63万7300円 ・12月:67万4300円 支給額は前年度より2万円~5万円ほど上昇しています。 特に昨年6月の支給額は、2021年度12月期の支給額引き下げが影響し、大幅に増額しています。 総務省の「令和5年 地方公共団体別給与等の比較」によれば、地方公務員(一般行政職)のボーナス平均額は以下のとおりでした。 6月・12月合わせて155万4713円と、平均金額は国家公務員よりも高くなっています。 特に東京都の平均額は181万4400円と平均を大きく上回っており、1回あたり90万円ほどのボーナスが支給されていると予想されます。 では、公務員と民間企業のボーナスに違いはあるのでしょうか。次章で解説します。