23試合無敗、恐るべき攻撃力のコロンビア その大きな武器は空中戦にある
ヘディングでのゴールが多いコロンビア
コパ・アメリカ2024もグループステージを終え、決勝トーナメントに進む8カ国が出揃った。ここまで順調に勝ち進むアルゼンチンや、本来のパフォーマンスとは少し遠いブラジルがベスト8に進出する中、今大会好調のチームの1つであるコロンビアに注目が集まる。 [動画]ヘディングで2得点を叩き込んだパラグアイ戦 コロンビアは今大会グループDに所属し、初戦のパラグアイ戦で2-1、続くコスタリカ戦は3-0、最後のブラジル戦は1-1の引き分け、総勝点7でブラジルを抑え首位通過を果たした。コロンビアの全国紙『EL TIEMPO』はここまでのコロンビアの強さの要因について掲載。同紙は『コロンビアの攻撃力、ヘディングのスペシャリスト』というタイトルで、ヘディングによる得点が多いことを述べた。 今大会のコロンビアのグループステージにおける総得点は6点、そのうちの半分の3得点はヘディングでのゴールであった。パラグアイ戦ではDFダニエル・ムノスとMFジェフェルソン・レルマが、コスタリカ戦ではDFダビンソン・サンチェスが頭で決めている。 2022年7月にネストル・ロレンソ監督が就任して以降、コロンビアは23試合で44得点を記録。そのうちの11ゴールはヘディングシュートでの得点で、実に4得点のうち1得点は頭で決めている割合になる。 また、ヘディングの得点は特定の選手に依存しているわけではなく、今大会ヘディングでゴールを決めた3人以外にも、FWルイス・シニステラ、FWラダメル・ファルカオ、FWラファエル・ボレ、 FWジョン・コルドバがこれまでの試合でそれぞれ1ゴールずつ決めている。コロンビアが一人の選手に依存しないよう、幅広い選手層を見出し、それがコパ・アメリカ制覇に向けた方程式となっているのだ。 ここまで23試合、17勝6分と負けなしのコロンビア。今大会でもその強さは健在で優勝候補にも挙げられている。この強さは果たしてどこまで続くのか注目が集まる。
構成/ザ・ワールド編集部