【フィギュア】2戦連続銀の松生理乃、高水準の日本勢争いを歓迎「どんどんレベル高くなってる」
フィギュアスケート女子でグランプリ(GP)シリーズ第5戦フィンランド大会銀メダルの松生理乃(20=中京大)が、ハイレベルな日本人争いを歓迎した。 【写真】手でハートを作る三原と松生 第2戦スケートカナダに続き、2戦連続で2位。0・26点及ばず、優勝は吉田陽菜(木下アカデミー)に譲った。「もちろん悔しい部分もある」としつつ、「2戦とも表彰台に乗ることは、思ってもみなかった結果。すごくうれしい」と喜んだ。 シリーズ2戦上位6人が進むGPファイナル(12月5~8日、フランス・グルノーブル)進出は、第6戦中国杯の結果を待つことになる。進出すれば、GP2連勝の坂本花織(シスメックス)、第1戦スケートアメリカで優勝した樋口新葉(ノエビア)ら日本勢と対決することになる。 仮に出場できなかった場合、次戦は全日本選手権(12月19~22日、大阪)。「全日本はすごく大きな舞台。いつもすごい緊張感があったりとかで、なかなか最近うまくいってない」。過去最高成績は20年の4位で、以降は7位、13位、17位と順位を下げている。ただ、今年は違う。「世界の舞台で経験を積むことができて、緊張感とかに少しは強くなってきたのかな。全日本で生かして、今年こそはいい演技ができたら」と見据える。 全日本ジュニア選手権で島田麻央(16=木下グループ)が大会史上初の4連覇を果たすなど、下からの突き上げも感じる。「本当にどんどんレベルが高くなってきてる印象。みんな本当に上手だし、自分は簡単に追い抜かれていきそう」と笑いつつ、「シニアとしてやってきたところを見せられたら」と誓った。【飯岡大暉】