文明史を覆すかもしれないトルコの謎の史跡に行ってみた!
世界第3位の観光国なのに、なぜか日本人があまり訪れていない国、トルコ。異国情緒に溢れ、気候は温暖、物価は安く親日的ということナシ。コロナ禍を抜けた新たな海外旅行の目的地としてぜひオススメなんです。前編に続き後編では南東部の遺跡を訪れました。 【前編】世界第3位の観光大国トルコ。まだ日本人の多くが知らないこの国の魅力を知るなら今⁉
トルコ旅第一弾のイスタンブルに引き続き、第二弾では南東アナトリア地方をご紹介します。南東アナトリア地方といっても日本人の我々には馴染みが薄い土地ですから、少々説明を。位置的には文字通りトルコ南東部、シリアの国境に面した辺りです。 現地ガイドさんによると、南東アナトリア地方には世界遺産となっているネムルート山や、歴史を覆すかもしれないと注目されているギョべクリテぺ遺跡(後述します!)、預言者アブラハムの生誕の地とされているシャンルウルファ市など、見どころがてんこ盛りなのだそう。 やはり、旅に出たら見たことのない景色を見て、知らないことを知り、体験したことのない冒険をしたいですよね! というわけで期待に胸を膨らまし、行って参りました南東アナトリア地方! まずは山の頂にある謎の遺跡、ネムルート山からレポートします。
山頂に造られた天空のピラミッド・ネムルート山
ネムルート山へ向かうため、イスタンブル空港より空路でトルコ東部の都市、マラティヤへ。そこから距離にして約135キロ、約2時間半の道のりをバスで移動します。街の景色を抜けると、この辺りの名産であるアンズやオリーブなどの果樹園が、その向こうには見渡す限りの山なみが続きます。 ガイドさんの話ではこのあたりもかつてシルクロードだったとか(諸説あります)。私たちは舗装された道を快適にバスで移動できますが、当時は今とはだいぶ事情も違ったでしょう。それでも、馬やラクダで交易品を運んだ人たちときっと同じ山並みを見ているんだろうな、などと想像しているうちにネムルート山の麓に到着。 そこからはミニバスに乗り換え、山頂の遺跡を目指します。砂利道を行くミニバスのサスペンションは日本のクルマに慣れ親しんだ私の腰には衝撃が強く、ドライバーは現地の人らしく自信にみなぎる飛ばし方で(笑)、終始足を踏ん張り山頂に到着。