（写真提供：ジャストプロ）

歌手でタレントの「ミキティ」こと藤本美貴さん。2002年のソロデビュー後、「モーニング娘。」に6期メンバーとして在籍。2009年に結婚した庄司智春さんとの間には3人のお子さんがいるお母さんでもあります。最近ではYouTube「ハロー!ミキティ」も運営し、そこでの人生相談が人気に。その藤本さんのリアルな言葉を集めた『ミキティ語録-前しか見ない』が9月に刊行されることが発表され、話題になっています。そこで今回は同書より、一部をご紹介。「鋼のメンタル」とも称される藤本さんが＜夫婦＞について記した、的確かつ愛のある回答とは? 【写真】「すごく稼いでいたら何もしなくていい、みたいな考え方はおかしくないですか?」と語る藤本さん * * * * * * * ◆お金の量と家事の量 そもそも「夫婦平等」って考えるのは、やめましょう。 お金の量と家事の量は、イコールじゃないんですよね。稼ぐ額が少ないから家事を多くしなきゃいけないわけでもないし、稼ぐ額が多いから家事をやらなくていいというわけでもない。 やれることをお互いがやる。 それぞれできることも違うし、働いている時間も違ったりする。そのときの状況に合わせて、臨機応変にやっていきましょう。

『ミキティ語録－前しか見ない』（著：藤本美貴／CCCメディアハウス）

◆「私のお金」も「彼のお金」も、「家のお金」 「全部折半なんだから、労力も折半でしょ」は違うと思う。 相手にお願いするときは「じゃあ、それをお願いね」と言ってやってもらいましょう。 お金はどちらがどれくらい稼いでいるかではなく、稼いだお金は自分の家の一つのお金。 「私のお金」も「彼のお金」も、「家のお金」です。 「お前は俺よりお金入れてないから。だから、家事やれよ!」って言われる筋合いは、絶対にない! 家族は、ワンチーム。 お互いにできることをして、持っている富は一緒にするという考え方でいてほしい、いたほうがいいんじゃないかなって思います。

◆「稼いでいたら、何もしなくていい」みたいな考え方について よく「『収入が少なくても家事や育児をする夫』と『収入は多いけれど家事や育児をしない夫』だったら、どっちがいいですか?」と聞かれます。でも、これって極論だなと思います。 そもそも「すごく稼いでいたら、何もしなくていい」みたいな考え方が、おかしくないですか? 「収入が少ないから、ほかで頑張ります」じゃないのよ。「できること、やります」じゃない。