◆安定化ビタミンC誘導体「APM」を完成させた実力

メナード フェアルーセント 薬用ブライトニングセラム［医薬部外品］

メナード フェアルーセント 薬用ブライトニングセラム［医薬部外品］ メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ美白成分安定化ビタミンC誘導体「APM」を配合。有効成分を角質層にスムーズに浸透させる微粒子化技術の進化でみずみずしさを余すことなく肌になじませる。潤いを感じる使い心地も魅力。 男爵：メナードの美白研究は日本が「日焼けブーム」となった1960年代にスタートしています。当時から「ビタミンC」に着目し、製品化するには不安定な成分であるビタミンCを安定配合する研究が長年続けられてきました。そして安定化ビタミンC誘導体「APM」を完成させ、初代フェアルーセントが登場したのは1986年です。 以降、シミの根本原因をも追求し、進化してきました。2024年にはさらにシミの一因である真皮のメラニン蓄積に着目したフェアルーセント 薬用ブライトニングセラムが誕生したのです。フェアルーセントはメナードの本気ラインです。 メナードは美白研究においては長い歴史を持ち、今後も基礎研究の深さに注目したいメーカーです。

◆「バイオ研究」と「自然のめぐみ」の融合

ノエビア ノエビア バイオサイン 薬用ブランボーテ［医薬部外品］ オリジナル植物エキスをはじめとする15種類の美容成分で構成される独自の「クリアルミナス処方」を採用。抗炎症有効成分のグリチルリチン酸ジカリウム、アルブチンとビタミンC誘導体のW美白有効成分が配合され、シミの発生源にアプローチ。 男爵：ノエビアは北海道に自社農場「北海道暑寒別岳パイロットファーム」を持っていて、植物の調査・研究、有機栽培を行っています。それは商品開発にも生かされており、バイオサイン薬用ブランボーテにも使われている「ヤグルマギクエキス」はこの農場で有機栽培した花から抽出したもの。皮膚科学研究と植物研究を融合して化粧品開発を行っているのです。

◆真皮に“落ちてたまる”メラニンに先手ケア

ポーラ ホワイトショット フェイシャルセラム［医薬部外品］

ポーラ ホワイトショット フェイシャルセラム［医薬部外品］ 真皮にまで落ちる、メラニンに先手を。メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ。4つの浸透カプセルを配合した「FSショットデリバリー処方」を搭載。肌あれも防ぎ、乾燥してくすんだ印象の肌にも潤いを。美白も美肌も目指す美容液で、ツヤのある柔らかな肌へ。 男爵：この美容液は、本当によく売れています。 メラノサイトで生成されたメラニンは表皮で蓄積されてくすみの原因になっているのですが、それだけでなく「真皮にも落ちてたまっていることで肌を暗く見せている」ということを突き止めたのがポーラです。 さらに、メラニンをつくりだすのは「チロシン」と「チロシナーゼ」が合体することによってですが、その合体を阻害する美白有効成分ルシノールによるロック機能を発見。これをポーラは「メラニンロック機能」と名づけました。 ルシノールは医薬部外有効成分としてポーラが承認を得た美白有効成分です。成分を生み出した会社がいちばん、その成分をよく知っています。 このように、独自成分、独自テクノロジーを開発して商品化するのは「メーカーの本気度の高さ」というほかありません。基盤となる技術を入れ続けて、常に研究成果を補いながら進化していく。ポーラの技術の粋と、それによる肌の変化を楽しめる一本だと思います。 シマコ：美容液には各社の最新の技術がギュッと詰まっていることを知り、どれを使おうか選ぶのがますます楽しくなってきました。

ビューティサイエンティスト・コスメ男爵OKABE（岡部美代治）さん

【教えてくれたのは】 コスメ男爵OKABE（岡部美代治）さん ビューティサイエンティスト 美容業界で活躍して50年以上という、業界の重鎮。大手化粧品メーカーで商品開発、マーケティングなどを担当し、多くのヒット作を手がけたのち、独立。現在は美容コンサルタントとして講演やセミナー、商品開発・美容教育アドバイスなど多方面で活躍。化粧品の基礎から製品化までを研究してきた多くの経験をもとに、スキンケアを中心とした美容全般をわかりやすく解説し、正しい美容情報を発信している。 取材・文／島田ゆかり　イラスト／カケハタリョウ